ファミリー集客ができるイベントを成功させるには?
多くの企業や施設では、目的のために何かしらの集客イベントやキャンペーンを企画する機会があると思います。
その目的は販促や集客、新規顧客の獲得など様々ありますが、中でもファミリー層へのアプローチは重要となることも多いのではないでしょうか?
今回は、子供向けイベントに特化して18年続けてきた弊社 株式会社ピコトンの実績と広報担当のノウハウをもとに、ファミリーイベント集客に繋がる情報をお届けしていきます。
まずは、企画・広報の観点から集客できるアイデア&ポイント6点を紹介していきます。
集客イベント企画&広報アイデア その1.イベントの目的を明確にする
ファミリー集客を狙いたい場合、企画を立てるときにはまず『どんな目的で』というのを明確にする必要があります。
・新規顧客を獲得したい⇒会員登録で参加無料
・ユーザーの声を集めたい⇒アンケートのご協力を条件に参加無料
・売上UPしたい ⇒〇〇円以上のレシート提示で参加
・既存顧客への新たなアプローチ⇒ 教室形式のイベントにして、最後に参加者に対して新プランの説明をする
など…
上記のように、なぜ人を集めたいか明確にしたうえで参加条件を設定することでより結果に結び付けやすくなります。
集客イベント企画&広報アイデア その2.ターゲットを的確にとらえて企画の内容を決める
集客イベントで来店数を増やしたい、新規顧客を獲得したい…など目的を明らかにしたあとは、
次の段階として『その対象になるのはどんなファミリーか?』のイメージを具体化するとより“ウケる”イベントに!
・対象となるファミリーのお子さんの年齢はどれくらいか
・どれくらいの金額感であれば参加してくれるのか
・どのようなビジュアルが好まれるか
・気軽さ重視か、質重視か
・どれくらいの所要時間で回転させたいか
これらは企画段階で意外と絞り切れていない場合が多いです。
内容がターゲットからずれていると、集客率・参加率が下がるのもそうなのですが、満足度にもばらつきのあるイベント企画となってしまいます。
また金額感の設定は、地域の影響も考慮すべきです。
仮に同じワークショップ企画でも、A区では反応がイマイチだったのに、B区では2倍の値段でも大好評だった、なんてこともありえます。
リーズナブルで簡単なものが求められるのか、教育的要素や興味深いテーマなどコンテンツの内容で探してきてくれる方が多いのか。そのあたりをしっかり整理することが重要です◎
集客イベント企画&広報アイデア その3.季節感や流行りに合ったテーマを強く押し出す
季節感や話題のテーマを強くアピールすることで、参加の動機を作ることができます◎
広報の際も、それが存分に伝わるデザインにすることで見た人の意欲を引き出せます。
SDGsやプログラミング、恐竜など、世間の関心度の高いテーマを強く押し出してより多くの方に興味を持ってもらいましょう!
ちなみに広報物作成の際は、漠然とそのワードを使うよりも、「夏休みの自由研究に」と活用方法のヒントを入れたり、「SDGsってどうして大切なの?」とちょっとしたコラムを取り入れるなど、それは参加したいな、と思ってもらえるような表現を意識するとさらに良いものになります。
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集客イベント企画&広報アイデア その4.広報画像にこだわる
「ポイントその3」で述べた季節感や関心度の高いテーマでイベントを用意しても、事前にお客様の目に留まらなければ意味がありません。
そのため、イベント企画の集客率は「広報に使用する画像」に左右されるといっても過言ではないのです!
宣伝に使用するチラシや、それに用いる画像はこだわっていきたいですよね!
季節感がやテーマが一目でわかるような統一感、商品自体に目が行くような構図は意識しましょう。
親しみやすい子供向けの企画をアピールするならカラフルに、おしゃれママを集客するならシンプルな色味でより洗練された印象に……というように全体の雰囲気も決めていきましょう。
子供の笑顔は何より効果的
なかでも小さいお子さんのいるファミリー層に響くのはやはり『子供の笑顔』の写真です。
保護者の皆様も、自分の子もこんな風に喜んでくれるかな、と安心感を持ちながら検討しやすくなり、そのあとの情報も共感が得やすくなり集客へと繋がります◎
定期的にイベント開催の予定があれば、会場の様子や子供の笑顔の写真を撮影しておくと、次回以降の広報にしようできる財産となります。
※お客様の中には、撮影を好まれない方もいます。また、お客様の顔がハッキリと写る写真の場合は無断の撮影・使用は避け、お客様に一声かけて許可をいただくようにしましょう。
もし、初めてのイベント開催であれば、知り合いのお子さんなどにご協力いただくのも手です。
集客イベント企画&広報アイデア その5.参加のメリットをアピール
「ポイントその3」で近いことをちらっと話してしまったのですが、多くのイベントが行われている中でより注目してもらうためには『イベントの特徴』『他と何が違うのか』、そして『参加して何が得られるか』というところまでアピールできるかが大切です。
ほかの企画に埋もれてしまったり、参加を辞退されてしまったりしないためには、楽しそうと思ってもらうことが前提条件ですが、それだけではなく保護者の方にとって「行きたい企画」になるような動機づくり・決め手づくりが大切です。例えば、、、
・《特徴》⇒ぬりえが動き出す?!/自由研究にぴったり
・《クオリティの高さ》 ⇒知育や学び要素がある/洗練されたアート体験ができる
・《特典》 ⇒子供向けのワークブックが付いてくる!/その場で使えるクーポンがもらえる
・《特別感》 ⇒人気キャラクターシールを使った工作!/100名様限定! など…
こういった部分を、告知の中でしっかりと伝えるようにしましょう。
集客イベント企画&広報アイデア その6.ファミリー集客に有効な広告媒体を探す
子供向け集客イベントの告知をするとき、チラシだけでは心許ないという場合もあるかもしれません。
そこで、多くのファミリー層が見ている、イベント広告掲載におすすめな媒体を2つご紹介します☆
〇いこーよ | 子供とお出かけ情報
親子の成長、夢の育みを応援することをコンセプトに、ファミリーにピッタリなイベントやスポットを紹介しているサイトです。年間利用者6000万人突破、かつ0~9歳のお子さんを持つご家庭の80%以上の方が利用しているそう。
「いこーよ」の広告掲載に関する情報はこちら
〇子ども環境情報誌 エコチル
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育み、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディア。
東京1161校を中心に、北海道の小中高等学校や、横浜、長野、大阪、などいろいろなエリアの小学校に配布されている新聞だから、目に留まりやすいのが特徴。配布エリアを拡大中のため、ご希望のエリアに当てはまるかも!
「エコチル」の広告掲載に関する情報はこちら
集客イベントをさらに充実させる「運営アイデア」 4選
集客できるイベント運営アイデア その1.会場の装飾にこだわる
事前の広報で集客力を高めるのはもちろんですが、当日の会場の様子次第でさらなる集客を導くことができます。
隅っこでひっそりと開催していては何を行っているかわからず、事前にチラシを見た方々しか来ない…ということにもなりかねません。
誰もいないよりも人が複数いる方が、初見の方も入りやすい印象がありますので、少しでも会場で足を止めてもらえることが重要です。
会場を華やかに飾り付けて楽しさを演出することで、参加者の気分が上がるだけでなく、通りかかる人の興味を引くことができます。
ほかには、目立つ場所に見本をきれいにディスプレイすることで、子供たちが「あれなに?!」と寄ってきてくれることもあります。
弊社が大切にしているのは、『一目で子供向けイベントだとわかる』『子供たちが緊張しない会場』であるということです。
導線を確保しながら、華やかで楽し気な会場にしていきましょう!
例えば弊社ご用意している『レンタル道具セット』に含まれてる道具はどれもカラフルで、受付と作業用のテーブルクロスを別のデザインにしていたり、スタッフ用のエプロンも明るい色でご用意していたりと、工夫を凝らしています。導線を確保しながら、華やかで楽し気な会場にしていきましょう!
集客できるイベント運営アイデア その2.意外と重要なのはBGM
細かいポイントではありますが、イベントにおいて「音」は結構重要です。
静まり返って声だけが響く現場では、楽しんでもらいたくても少し無理があります。
特に子供が参加する企画であるなら、ぜひ装飾同様にポップなBGMをかけましょう。
BGMのテンポ感に子供たちのテンションが影響されてしまうしまうこともあるので、早すぎたりうるさすぎたりせず適度な明るさのものを選びましょう。
集客イベント運営アイデア その3.オンラインイベントも視野に入れる
コロナの影響で『密にならない』が意識される状況は現在も油断できない状況です。そのため、あまりに人だかりになりそうな企画は避けられてしまう可能性があります。
そんな時に取り入れたいのがZoomやYouTubeなどを用いたオンライン形式でのイベント企画。
最近では、リアルとオンライン、どちらも取り入れるイベントも見受けられます。
一部の方はまだ、オンラインってウケが悪いんじゃ…と思う方もいるかもしれません。
しかし、在宅ワーク化が進んだ今では、参加方法が分からないといったトラブルもほとんどなく、主催者・参加者ともに面倒な印象が薄れているようです。
むしろ「おうちで参加」というのは、エントリーのハードルをぐっと下げてくれるといえます。
その代わり認識しておきたいのは、キャンセルをするのも気軽になるということ。
参加特典を設けたり当日使うお楽しみBOXを送っておいたりと、イベント企画の存在を忘れず楽しみにしておいてもらえるような工夫が必要です。
集客できるイベント運営アイデア その4.定期開催でおなじみの存在に
①週ごとに違うワークショップを行い、『ウィークリーイベント』のような形で週末の安定した集客を狙う
②年間で計画を立ててシーズンごとに企画を開催し、定期的に訪れたくなる場所にする
このような形で、複数のワークショップ企画を定期的に取り入れる場合は、スタンプカードを用意するなどしていきたくなる仕組みをつくるのがおすすめです。
「〇〇個スタンプをためるとクーポンプレゼント♪」など、年間スケジュールを立てて広報しながら、たくさん来てくれる方に得がある内容にすることで、定期的に訪れる「店舗のファン」ができる可能性があります◎
大規模な集客イベントの成功事例をご紹介!
神奈川県厚木市主催のSDGsイベント企画
2024年9月23日、神奈川県厚木市にてSDGsをテーマにした大規模なイベント「あつぎSDGsフェスティバル」が開催されました。
会場には30を超えるコンテンツが並び、総勢2500人の親子が参加した大盛り上がりのイベントとなりました◎
こちらの企画にて、弊社ピコトンより『SDGsクイズラリー』と『ゴミバズーカ』をコンテンツ提供&会場全体の装飾を担当させていただきました。
『SDGsクイズラリー』は、スタンプラリーのように17枚のパネルを周ることで答えとなる言葉が浮かび上がる子供向け回遊型のコンテンツ。『ゴミバズーカ』はトイレットペーパーの芯を再利用して作るユニークな子供向け工作コンテンツです。
どちらのコンテンツも多くの子供たちに楽しんでいただきました!
【集客イベント】課題へのアプローチ
商業施設の6₋8階を使用したこちらの大規模イベントでは、来場するお客様を会場受付やコンテンツ会場までスムーズに誘導する必要がありました。
そのため、厚木市のキャラクターを使用したパネルを用意して誘導を促したり、回遊型のラリーコンテンツに参加することで自然な形で会場全体を周ってもらえる仕組みを構築しました。
一方で、折角イベントに来場しても対象年齢が異なることで楽しめないという状況は避けたいですよね。
難しすぎず、子供っぽすぎず、小さな子供から高学年の子供まで、幅広い年代の親子が楽しめる内容であることも特徴のコンテンツです。
■神奈川県厚木市主催の「あつぎSDGsフェスティバル」の詳細はこちら
東芝未来科学館にて開催されたSDGs謎解きイベント「SDGs大作戦」
2023年7月21日〜9月16日の期間、神奈川県川崎市の「東芝未来科学館」にて、夏の特別企画として「SDGs大作戦〜世界を守るナゾときミッション〜」の集客企画が開催されました。
受付でハンドブックを受け取り、館内に設置されたパネルのSDGsに関連する謎を紐解いていくと答えが浮かび上がり、楽しくSDGsについての学びが身に付く企画です。
こちらの集客企画のプロデュースを弊社ピコトンが担当させていただきました。
こちらの謎解き企画は、夏休み期間を含んだ1.5か月で9000人以上の集客を行い、謎解きとの同時企画として、「本物の鉱石を使った万華鏡工作」という自由研究にもなる科学工作も提供をさせていただきました。
【集客イベント】課題へのアプローチ
「SDGs」という「子供たちに伝えるのが難しい」といったい印象のある内容を、いかに「楽しく、自然な形で学んでもらえるか」というのがこちらの企画の始まりでした。
近年注目度の高い「謎解き」という形式の企画にすることで、子供たちが自発的に企画に取り組め、複数の謎を解いていくうちに自然とSDGsについての学びが身についているという形式を考案いたしました。
参加する子供たちがワクワクして取り組めるように「正義のスパイ」や「ミッション」というワードをちりばめて、企画全体の雰囲気を作り上げたのもこだわりのポイントです。
謎解きに楽しく参加しながらSDGsの学びも持ち帰れるという企画は、保護者の方からも大変好評な企画となりました。
■東芝未来科学館にて開催された謎解きイベント「SDGs大作戦」の詳細はこちら
日本折り紙協会さま 折紙普及特別企画『キッズおりがみフェスタ』
2017年から3年続けて東京スカイツリータウンで行われている大規模企画『キッズおりがみフェスタ』。
参加者は毎年増加し、3日間で6100人が来場し、初日は200人を超える行列ができました。
1日で2000人もの方に入場いただく大盛況の集客イベントになりました!
【集客イベント】課題へのアプローチ
折り紙のイメージを整理すると「文化的」「教育的」などのポジティブな要素が多い反面、「古い」「難しい」などのネガティブな要素が邪魔をして、本来届けたい層に届きにくい状況が見えてきました。
そこで、折り紙のイメージを刷新することを第一目標に「新しいおりがみ」の形を模索。
親子が一緒に楽しめるお祭り「キッズおりがみフェスタ」を企画実施しました!
このイベントを行うまでは、国立オリンピック記念青少年総合センターという研修用の施設のような場所で開催をしておりました。そのため周知がむずかしく、来場ハードルも高い。なかなか既存のファンにしかアプローチが届かないクローズドなものになっていました。
そのため、肝心なメインのターゲットであるはずの子供たちにうまくアプローチできていないという課題があったのです。
そこで、スカイツリーという人が多く集まる場所を狙い、なおかつ親子で体験できるポップなワークショップを企画。
「折り紙っておもしろい」「きれい」「かわいい」など、子供たちの視覚や雰囲気の体感で覚えてもらえることを目指しました。
装飾も折り紙を使って施し、トータルでコーディネート。
やはり全体のお祭りらしい雰囲気の演出が重要だといえます。
さらなる集客アイデア
先ほどご紹介した子ども環境情報誌 エコチルさんに広告と、切り取って使える参加用チケットを掲載。
そうすることでせっかくだから、、と来場してくれる方々が増え、集客力が格段にUPしました。
当日の呼び込みと組み合わせて、多くの方にご来場いただいた例です。
■2日間で3500人以上が訪れた人気折り紙工作キッズイベント『キッズおりがみフェスタ2019』の詳細はこちら
▼その他のピコトンの集客実績・成功事例一覧はこちら
集客イベント企画はアイデア次第!ファミリー集客を成功させましょう
ファミリー集客のイベントは、子供の目を引くビジュアルの工夫や、親御さんの安心感を得られるような内容、参加したくなる動機付けが重要になってきます。
しっかりとターゲットを見定めて、充実したイベントを企画しつつ、そのターゲットの目に留まるような広報を実施しましょう!
弊社 株式会社ピコトンは子供向けコンテンツを専門に18年以上続けてきた会社です。
子供向けイベントでお困りの際は、ぜひ無料相談からお気軽にご相談ください♪