ファミリー集客イベントを成功させるには?

多くの企業や施設では、目的のために何かしらのイベントやキャンペーンを企画する機会があると思います。
その目的は販促や集客、新規顧客の獲得など様々ありますが、中でもファミリー層へのアプローチは重要となることも多いのではないでしょうか?

今回は、子供向けイベントに特化して17年続けてきた弊社 株式会社ピコトンの実績と広報担当のノウハウをもとに、ファミリー集客のヒントになる情報をお届けしていきます。

まずは、企画・広報の観点からポイント6つをご紹介していきます。

集客イベント企画&広報のポイント その1.イベントの目的を明確にする

Myおうちバッグの完成品を持って笑顔の姉妹

ファミリー層を狙いたい場合、企画を立てるときにはまず『どんな目的で』というのを明確にする必要があります。

・新規顧客を獲得したい⇒会員登録で参加無料
・ユーザーの声を集めたい⇒アンケートのご協力を条件に参加無料
・売上UPしたい ⇒〇〇円以上のレシート提示で参加
・既存顧客への新たなアプローチ⇒ 教室形式のイベントにして、最後に参加者に対して新プランの説明をする
など…

上記のように、なぜ人を集めたいか明確にしたうえで参加条件を設定することでより結果に結び付けやすくなります。

集客イベント企画&広報のポイント その2.ターゲットを的確にとらえて内容を決める

来店数を増やしたい、新規顧客を獲得したい…など目的を明らかにしたあとは、
次の段階として『その対象になるのはどんなファミリーか?』のイメージを具体化するとより”ウケる”イベントに!

子供向けイベントにて『地層ジオラマ』を制作する子供たち
・対象となるファミリーのお子さんの年齢はどれくらいか
・どれくらいの金額感であれば参加してくれるのか
・どのようなビジュアルが好まれるか
・気軽さ重視か、質重視か
・どれくらいの所要時間で回転させたいか

これらは意外と絞り切れていない場合が多いです。
内容がターゲットからずれていると、参加率が下がるのもそうなのですが、満足度にもばらつきのあるイベントとなってしまいます。

また金額感の設定は、地域の影響も考慮すべきかと思います。
仮に同じワークショップでも、A区では反応がイマイチだったのに、B区では2倍の値段でも大好評だった、なんてことも。
リーズナブルで簡単なものが求められるのか、教育的要素や興味深いテーマなどコンテンツの内容で探してきてくれる方が多いのか。そのあたりをしっかり整理することが重要です。

集客イベント企画&広報のポイント その3.季節感や流行りに合ったテーマを強く押し出す

季節感や話題のテーマを強くアピールすることで、参加の動機を作ることができます。
広報の際も、それが存分に伝わるデザインにすることで見た人の意欲を引き出せます。
SDGsやプログラミング、恐竜など、世間の関心度の高いテーマを強く押し出してより多くの方に興味を持ってもらいましょう。

ちなみに広報物作成の際は、漠然とそのワードを使うよりも、「夏休みの自由研究に」と活用方法のヒントを入れたり、「SDGsってどうして大切なの?」とちょっとしたコラムを取り入れるなど、それは参加したいな、と思ってもらえるような表現を意識するとさらに良いものになります。

集客イベント企画は準備がたくさん…

3つ挙げただけでも考えることがたくさんの、イベント企画担当者様の負担を減らすべく、イベントマニュアル作成用のフォーマットをご用意しました!

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集客イベント企画&広報のポイント その4.広報画像にこだわる

ポイントその3」で述べた季節感や関心度の高いテーマでイベントを用意しても、事前にお客様の目に留まらなければ意味がありません。

宣伝に使用するチラシや、それに用いる画像はこだわっていきたいですよね!
季節感がやテーマが一目でわかるような統一感、商品自体に目が行くような構図は意識しましょう。

親しみやすいキッズイベントをアピールするならカラフルに、おしゃれママを集めるならシンプルな色味でより洗練された印象に……というように全体の雰囲気も決めていきましょう。

なかでも小さいお子さんのいるファミリー層に響くのはやはり『子供の笑顔』の写真です。
保護者の皆様が自分の子もこんな風に喜んでくれるかな、と安心感を持ちながら検討しやすくなり、そのあとの情報も共感が得やすくなります!

集客イベント企画&広報のポイント その5.参加のメリットをアピール

ポイントその3」で近いことをちらっと話してしまったのですが、多くのイベントが行われている中で、注目してもらうためには『イベントの特徴』『他と何が違うのか』、そして『参加して何が得られるか』というところまでアピールできるかが大切です。

ほかのイベントに埋もれてしまったり、やっぱりやめる!となられないためには楽しそうと思ってもらうことが前提条件ですが、それだけではなく保護者の方に行きたくなるような動機になるような決め手を作ることが大切です。例えば、、、

・特徴⇒ぬりえが動き出す?!/自由研究にぴったり
・クオリティの高さ ⇒知育や学び要素がある/デザインへのこだわり
・特典 ⇒子供向けのワークブックが付いてくる!/その場で使えるクーポンがもらえる
・特別感 ⇒人気キャラクターシールを使った工作!/100名様限定! など…

こういった部分を、告知の中でしっかりと伝えるようにしましょう。

例:今話題のSDGsを楽しく学べるワークシート付き!手のひらサイズのお庭づくり『グラスガーデン』

集客イベント企画&広報のポイント その6.ファミリー集客に有効な広告媒体を探す

子供向けイベントの告知をするとき、チラシだけでは心許ないという場合もあるかもしれません。
イベントにぴったりなファミリー層が見ている、広告掲載におすすめな媒体を2つご紹介します☆

いこーよ | 子供とお出かけ情報
親子の成長、夢の育みを応援することをコンセプトに、ファミリーにピッタリなイベントやスポットを紹介しているサイトです。年間利用者6000万人突破、かつ0~9歳のお子さんを持つご家庭の80%以上の方が利用しているそう。
広告掲載は⇒こちら

子ども環境情報誌 エコチル
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育み、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディア。
東京1161校を中心に、北海道の小中高等学校や、横浜、長野、大阪、などいろいろなエリアの小学校に配布されている新聞だから、目に留まりやすいのが特徴。配布エリアを拡大中のため、ご希望のエリアに当てはまるかも!
広告掲載は⇒こちら

集客イベント運営をさらに充実させるアイデア 4選

集客イベント運営アイデア その1.会場の装飾にこだわる

事前の広報で集客力を高めるのはもちろんですが、当日の会場の様子次第でさらなる集客を導くことができます。
隅っこでひっそりと開催していては何を行っているかわからず、事前にチラシを見た方しか来ない…ということにもなりかねません。人がいる方が多くの人ははりやすいと思うので、少しでも足を止めてもらえることが重要です。

華やかなイベント会場の入り口です。
キッズイベントバナーを入り口に立てるのもおすすめ

会場を華やかに飾り付けて楽しさを演出することで、参加者の気分が上がるだけでなく、通りかかる人の興味を引くことができます。ほかには、目立つ場所に見本をきれいにディスプレイすることで、子供たちが「あれなに?!」と寄ってきてくれることもあります。
弊社が大切にしているのは、『一目で子供向けイベントだとわかる』『子供たちが緊張しない会場』であるということです。

ペーパークラフトを使うとシミュレーションがしやすいです。
模型を使ってシミュレーション!

導線を確保しながら、華やかで楽し気な会場にしていきましょう!

例えば弊社ご用意している『レンタル道具セット』に含まれてる道具はどれもカラフルで、受付と作業用のテーブルクロスを別のデザインにしていたり、スタッフ用のエプロンも明るい色でご用意していたりと、工夫を凝らしています。導線を確保しながら、華やかで楽し気な会場にしていきましょう!

集客イベント運営アイデア その2.意外と重要なのはBGM

細かいポイントではありますが、イベントにおいて「」は結構重要です。
静まり返って声だけが響く現場では、楽しんでもらいたくても少し無理があります。

特に子供が参加するイベントであるなら、ぜひ装飾同様にポップなBGMをかけましょう。
BGMのテンポ感に子供たちのテンションが影響されてしまうしまうこともあるので、早すぎたりうるさすぎたりせず適度な明るさのものを選びましょう。

例えば弊社ではこんなBGMをご用意しています

集客イベント運営アイデア その3.オンラインイベントも視野に入れる

コロナの影響で『密にならない』が意識される状況は今でも続いていますね。そのため、あまりに人だかりになりそうなイベントは避けられてしまう可能性があります。
そんな時に取り入れたいのがZoomYouTubeなどを用いたオンライン形式でのイベント。
最近では、リアルとオンライン、どちらも取り入れるイベントも見受けられます。

一部の方はまだ、オンラインってウケが悪いんじゃ…と思う方もいるかもしれません。
しかし、在宅ワーク化が進んだ今では、参加方法が分からないといったトラブルもほとんどなく、主催者・参加者ともに面倒な印象が薄れているようです。
むしろ「おうちで参加」というのは、エントリーのハードルをぐっと下げてくれるといえます。

その代わり認識しておきたいのは、キャンセルをするのも気軽になるということ。
参加特典を設けたり当日使うお楽しみBOXを送っておいたりと、イベントの存在を忘れず楽しみにしておいてもらえるような工夫が必要です。

「オンライン講師派遣はじめました」バナー
ピコトンのオンラインイベントはこちら↑

集客イベント運営アイデア その4.定期開催でおなじみの存在に

①週ごとに違うワークショップを行い、『ウィークリーイベント』のような形で週末の安定した集客を狙う
②年間で計画を立ててシーズンごとにイベントを行い、定期的に訪れたくなる場所にする

このような形で、複数のワークショップを定期的に取り入れる場合は、スタンプカードを用意するなどしていきたくなる仕組みをつくるのがおすすめです。「〇〇個スタンプをためるとクーポンプレゼント♪」など。
年間スケジュールを立てて広報しながら、たくさん来てくれる方に得がある内容にすることで、定期的に訪れる「店舗のファン」ができる可能性があります。

スタンプはつい集めたくなりますよね
定期開催キッズイベントバナー

集客イベント成功事例をピックアップしてご紹介

集客イベント成功事例紹介~大規模イベント編~

日本折り紙協会さま 折紙普及特別イベント『キッズおりがみフェスタ』

おりがみ水族館の画面の前には自然と人が集まります。

2017年から3年続けて東京スカイツリータウンで行われている大規模イベント『キッズおりがみフェスタ』。
参加者は毎年増加し、3日間で6100人が来場し、初日は200人を超える行列ができました。
1日で200人もの方に入場いただく大盛況のイベントに。

マレーシア 飛べ!おりがみヒコーキ
課題へのアプローチ

おりがみのイメージを整理すると「文化的」「教育的」などのポジティブな要素が多い反面、「古い」「難しい」などのネガティブな要素が邪魔をして、本来届けたい層に届きにくい状況が見えてきました。

そこで、おりがみのイメージを刷新することを第一目標に「新しいおりがみ」の形を模索。
親子が一緒に楽しめるお祭り「キッズおりがみフェスタ」を企画実施しました!

このイベントを行うまでは、国立オリンピック記念青少年総合センターという研修用の施設のような場所で開催をしておりました。そのため周知がむずかしく、来場ハードルも高い。なかなか既存のファンにしかアプローチが届かないクローズドなものになっていました。

そのため、肝心なメインのターゲットであるはずの子供たちにうまくアプローチできていないという課題があったのです。

そこで、スカイツリーという人が多く集まる場所を狙い、なおかつ親子で体験できるポップなイベントを企画。
「折り紙っておもしろい」「きれい」「かわいい」など、子供たちの視覚や雰囲気の体感で覚えてもらえることを目指しました。

装飾も折り紙を使って施し、トータルでコーディネート。
やはり全体のお祭りらしい雰囲気の演出が重要だといえます。

さらなる集客アイデア

先ほどご紹介した子ども環境情報誌 エコチルさんに広告と、切り取って使える参加用チケットを掲載。
そうすることでせっかくだから、、と来場してくれる方々が増え、集客力が格段にUPしました。
当日の呼び込みと組み合わせて、多くの方にご来場いただいた例です。

イベント集客はアイデア次第!ファミリー集客を成功させましょう

ファミリー集客のイベントは、子供の目を引くビジュアルの工夫や、親御さんの安心感を得られるような内容、参加したくなる動機付けが重要になってきます。
しっかりとターゲットを見定めて、充実したイベントを企画しつつ、そのターゲットの目に留まるような広報を実施しましょう!

弊社 株式会社ピコトンは子供向けコンテンツを専門に17年以上続けてきた会社です。
子供向けイベントでお困りの際は、ぜひこちらよりお気軽にご相談ください♪

とりあえず相談してみる TEL:03-6271-9171 ※お電話の受付時間は、土日祝日を除く10時~19時。お問合せフォームからは年中無休で詳細資料をお返しします。