
2025年のインバウンド需要はどうなる見通し?

過去最高を記録した2024年のインバウンド効果。
そしてなんと、2025年はその2024年を超えるとの推計がJTBから出ています!
そんな2025年は、「インバウンド需要」に対する施策が欠かせない1年となりそうです。
予測では、2025年の訪日外客数は約4,020万人に及ぶとか!
インバウンド需要に対して効果的な施策を行うことは、今やあらゆる業界において欠かせないものになっています。
中でも、長期滞在の傾向が強く、旅行での思い出や体験を「長く」大切にしてくれる親子連れの訪日外国人観光客に対するアプローチは、特に重要です。
→ JTBコーポレートサイト 2025年(1月~12月)の旅行動向見通し
「インバウンド需要」とは?

インバウンド(Inbound)とは、「到着する、外から中へ入る流れ」などという意味を持つ英単語。
2010年代から、旅行業界では特に「外国から日本に旅行にやってくる外国人」を指して「インバウンド観光客」と呼ぶことが一般的になり、日本国内で「インバウンド」という和製英語が定着しました。
そんな「インバウンド観光客」による消費行動によって生まれる需要を、「インバウンド需要」と言います。
2024年のインバウンド需要を振り返る

2024年の累計訪日外客数は約3,989万人となり、これまでの過去最高であった2019年の年間累計を上回る結果となりました。
そして、2024年の日本のインバウンド需要は総額なんと8兆1395億円に!
これまで過去最高であった2019年と比べても69.2%増と、劇的な増加が見て取れます。

さらに、2023年1月単月の訪日外国人観光客数は1,497,472人だったのに対し、2024年12月単月は3,489,800人に!
2023年1月から1か月毎の訪日外国人観光客数をグラフ化してみると、この2年間で大幅に増加傾向であることが分かります。
このように、非常に好調なインバウンド需要ですが、2025年は4月13日~10月13日までの間、「2025年日本国際博覧会」(通称:大阪・関西万博」が開催される関係で、さらなるインバウンド需要の増加が見込まれます。
⇒日本政府観光局 市場動向トピックス(全市場統合版) はこちら
インバウンド需要最新事情:インバウンドはなぜ「今」注目されているのか?

インバウンド需要の高まりが2024年に集中した背景には、どういった理由があるのでしょうか。
ここからは、インバウンドに注目すべき理由を
・日本国内の事情について
・自然観光ブームの到来
・世界を襲ったパンデミックの影響
・ビザの緩和、航空運賃が安い の4つに分けてご説明します。
インバウンド需要最新事情:「日本国内の事情について」

まず一つ目に挙げられるのが、日本国内の事情との関係性。
現代の日本において、「サービス輸出」に分類されるインバウンド消費は、とても大切な輸出産業です。
特に、「マンガ」や「アニメ」などのユニークな独自文化や、「着物」「和食」など伝統的な文化を多数持っている日本は、外国観光客の旅行先として高い人気を誇ります。
少子化や、地方と都心の格差など、さまざまな課題を抱える日本にとって、インバウンド需要を確実に取り込むことは、これからの未来を左右する大切な試みです。
インバウンド需要最新事情:「自然観光ブームの到来」

2つ目に挙げられるのが、「自然観光ブームの到来」です。
誰もがスマートフォンやデジタルデバイスを身に着けていることが当たり前となった現代では、若者を中心に「SNS疲れ」という現象が広がっています。
そこで、各地に豊かな自然を持っている日本の自然観光が注目されています。日本には、
・見ているだけで癒されるような「視覚的」な魅力が特長の観光
・温泉や岩盤浴など、全身が癒されるような「身体的」な魅力が特長の観光
・四季折々豊かな味を楽しめる「味覚的」な魅力が特長の観光
など、多岐に渡る「自然観光」資源があり、これらは日本が多くの外国人観光客に選ばれる理由になっています。
インバウンド需要最新事情:「世界を襲ったパンデミックの影響」

3つ目に挙げられるのは、2020年頃に発生した「新型コロナ禍」の終息です。
2020年初頭、突如世界を襲った「新型コロナウイルス」によるパンデミックでは、感染拡大防止のために世界中の人の行き来が最低限に制限されました。
そんな時期が2023年頃まで続き、日本において「新型コロナウイルス」に関して敷かれていた入国に関わる高い基準が緩められたのは2023年4月末でした。
そして、世界的にも「コロナ以後」という認識が定着し始めたのが2024年となりました。
インバウンド需要最新事情:「円安、ビザの緩和、航空運賃の安さ」

4つ目に挙げられるのが、「円安、ビザの緩和、航空運賃の安さ」です。
近年、為替レートは歴史的な円安傾向にあります。
そのため、外国人観光客はよりお得な価格で日本で過ごすことができます。
さらに、ビザの緩和、格安航空会社の台頭などで航空料金が安くなったことも影響し、日本は「観光資源に溢れている上に、他国よりもお得な価格で旅行に来ることができる国」になってきています。
2025年最新!親子のインバウンド需要を取り込むための効果的な施策7選
長い「コロナ禍」を乗り越えて、ますます増加するインバウンド需要!
ここからは、どんな業種にも役立つ「親子のインバウンド需要を取り込むための効果的な施策」を7つご紹介いたします!
インバウンド需要向け施策:1. 外国人観光客を受け入れるための環境を整える

インバウンド需要向け施策として必要なのが、まずは訪日外来客に「不便さ」を感じさせないように最低限の設備を整えることです。
もちろん、不便さ故の風情や文化もある程度ありますが、「国や文化が違う」ことによるディスコミュニケーションのきっかけになるような事柄や、旅行の楽しい時間に傷をつけるような不便さは予め取り除いておいた方が良いです。
海外では、日本以上に「キャッシュレス決済」が定着していたり、「無料Wifi」が浸透し始めています。
その環境に慣れている外国人観光客が旅行時に困らなくて済むように、環境を整えておくことが大切です。
インバウンド需要向け施策:2. 多国籍言語に対応する

インバウンド需要向けの施策として欠かせないのが、「多国籍言語への対応」です。
現在、特に対応が急務な言語としては、世界の共通語である「英語」、中国大陸で広く使われている「中国語(簡体字)」、「韓国語」、「中国語(繁体字)」、「タイ語」などが挙げられます。
日本に訪れる外国人観光客の多くが使うこれらの言語については、店舗や施設内の案内表示や、緊急時の避難マニュアルなどでは特に対応しておくことが大切です。
すべての表記を多国籍言語対応にするのは難しいかもしれませんが、最低限のコミュニケーションが円滑に行えるようにする工夫や、緊急時に困らないような対策は必要不可欠です。
インバウンド需要向け施策:3. Webを活用して「見つけて」もらう

インバウンド需要を確実に取り込むためには、外国人観光客に自社のサービスや店舗、施設を「見つけてもらう」ことが大切です。
近年では、旅行先やグルメ、観光先を調べる際に検索エンジンではなくSNSを活用する人が増えています。
「Instagram」や「TikTok」など、世界的にシェアを占めているアプリ上での人気や注目度は、そのまま観光客の行動に直結します。
アカウントを作り、自社コンテンツについて宣伝する内容の投稿を行うなどできる限りしっかりと対策を行い、外国人観光客の目につきやすい状態を作ることが大切です。
インバウンド需要向け施策:4.「MEO対策」を行う

中でも、近年重要視されているのが「MEO対策」です。
「MEO」とは、Map Engine Optimization=マップエンジン最適化という施策の名前。
Googleマップを検索エンジンのように使い、旅行中に泊まる宿やお店、観光スポットや人気グルメを探したり、口コミや評判をチェックする人が増えています。
そのため、Googleマップ上での評価や、表示順位は、限られた旅行の時間を使ってどこに訪れるかを決めるための、大きな判断材料になります。

「MEO対策」では、外国人観光客に「ここに行ってみたい!」と感じて貰えるような情報をしっかりと表示することが欠かせません。
店舗や施設、観光スポットやグルメの写真や、営業情報についてを最新の状態にすることはもちろんのこと、実際に来てくれたお客様からの口コミ投稿に返信を行うと効果的です◎
MEO対策をしっかりと行うことで検索結果画面内で上位表示されるようになり、観光客に見つけてもらいやすく、選んでもらいやすくなりますよ♪
⇒ 【2025年最新】MEOとは?言葉の意味からMEO対策の方法、上位表示のポイントまで徹底解説
インバウンド需要向け施策:5.「外国人から見た日本の魅力」を知る

受け入れ体勢を整えるのと同じくらい大切なのが、「外国人から見た日本の魅力を知る」ことです。
日本で生活をしている私たちにとっては価値があるものと、海外からやってきた人々にとって価値を感じるものは違います。
2025年現在、外国人にとっての日本の価値として、よく挙げられるものは以下になります。
• 文化…伝統的な建造物や着物、温泉やサブカルチャーなど、日本独特の文化や伝統。
• 食…寿司、天ぷら、すき焼きやラーメンなど、日本で独自の発展を遂げた食文化。
• 自然…四季折々の植物。桜や紅葉、雪原などが織りなす絶景。
中でも日本で独自の発展を遂げ、今や世界的に影響力を持った「アニメ」や「マンガ」、「コスプレ」などのサブカルチャーを活かしたイベントなどは、日本でしか体験できない独自性の高いコンテンツとして高い人気を誇ります。
インバウンド需要向け施策:6.日本ならではの「エクスクルーシブな体験」を提供

インバウンド需要を取り込むために大切なのが、希少性や限定感が高い「エクスクルーシブな体験」を提供することです。
「限定」という切り口で思い浮かぶのは、普段は立ち入り禁止の場所を限定的に開放して観光客に楽しんでもらうというやり方や、数量限定のお土産品、グルメなどですよね。
しかし実は、技術や準備が必要でなかなか海外では実施が難しい「着物の着付け体験」や「寿司職人体験」なども非常に高い人気を誇ります!
さらに、伝統的な建築物などがある地域では「なりきり侍体験」「なりきり忍者体験」など、日本でしかできない体験にはまだまだ多様なやり方があります。
ぜひ、地域が持っている文化や土地の強みを生かして、「その場所ならでは」の体験を生み出してみてください◎
インバウンド需要向け施策:7.「いざ」という時のためのコンテンツを用意する

外国人観光客、というと大人をイメージしがちですが、家族連れで来日している観光客も多数います!
家族連れで日本に観光に訪れた外国人観光客にとって、リスクとなるのが「悪天候」。
せっかく観光に訪れたのに天気が悪く予定通り観光ができない、となれば子供たちのご機嫌も斜めになってしまいます。
さらに、台風や地震など、日本だからこそ心配な「災害リスク」も。
見知らぬ土地で災害に見舞われてしまったら、誰しもパニックは避けられません。
しかしそんな状態だからこそ、少しでも子供たちに楽しい時間を提供して、安心してもらうことが大切です。
そこで弊社では、ストックしておくことで「いざ」という時に役立つ「外国人観光客が楽しめる工作キット」を開発しました!
インバウンド需要向け:プロが翻訳した『Myおうちバッグ 英語ver.』が誕生!

『Myおうちバッグ』は、シンプルで直感的な工作ながら、自分だけのオリジナルバッグが作れる工作キット!
お家をモチーフにしたカラフルでポップなデザインは、どんな文化圏の子供にも馴染みやすく、「作ってみたい!」と思ってもらえること間違いなしです♪
『Myおうちバッグ 英語ver.』は、英会話教室様監修の英語で安心!

『Myおうちバッグ 英語ver.』は、全ての表記を世界の共通語である「英語」に!
スリムな個包装パッケージなので、店舗や施設にストックしておくことで「いざ」という時にすぐに工作を楽しんでもらえます◎
大量注文で割引も発生するため、系列店での使用や長期にわたってストックできるようにまとめ買いをするのがおすすめです!

『Myおうちバッグ』には「作り方シート」がついています。
この「作り方シート」には写真やイラストを沢山盛り込んでおり、一目見れば作り方がわかるようになっているので、子供が自分の力で工作を楽しむことができます。


そしてこの「作り方シート」こそ、『Myおうちバッグ 英語ver.』のポイント!
必要な表記が全て世界の共通語である「英語」になっており、作り方のポイントや手順が丁寧に説明されています。
『Myおうちバッグ 英語ver.』の開発には、正社員プロ教師1800人による高品質なオンライン英会話レッスンが魅力の「QQキッズ様」にご協力いただきました♪
▶ こども専用オンライン英会話「QQキッズ」様の公式サイトはこちら
インバウンド需要向け施策にぴったりな「工作キット」は、まだまだ鋭意開発中!


他にも、道具不要で簡単に楽しめる『ピカッと!安全キーホルダー』、『クリスタル万華鏡』も、英語ver.を鋭意開発中!
どれも「個包装」パッケージなので、お渡しは1秒で完結!
直感的に作り方が分かるデザインかつ、難しい説明も必要ない工作なので、現場の負担にもなりません。
そして「いざ」という時も対応できる配慮をしているということ自体が、外国人観光客から見た時の付加価値となり、滞在先として選ばれやすくなります◎
まとめ:2025年はポイントを押さえて効果的なインバウンド需要向け施策を!

冒頭にも申し上げましたが、2025年の訪日外国人観光客の数は過去最高に至るとの予想はJTBからだけでなく、日本政府観光局(JNTO)からも発表されています!
2025年は各業界でインバウンド需要を効果的に取り入れ、新規顧客の獲得や継続的な国内外のファン作りに繋げていきましょう◎
インバウンド需要向け施策に役立つ、親子向け工作イベントの開催を♪

親子向けイベント専門18年の実績を持つ株式会社ピコトンでは、全国で親子向けイベントを多数開催しております!
インバウンド需要向け施策に役立つ親子向けイベントの開催をご検討の際は、お気軽にご相談下さい◎
より多くの外国人観光客に日本の文化を楽しんでもらえるよう、これからも日本の観光、イベントを盛り上げていきましょう♪

