
占星術に子育てのヒントが隠れているかもしれません
子育ては限りある時間の中とは言え、24時間365日お子さんと向き合うとても密接な人間同士の付き合いです。
お子さんを育てていて「この子はどんなことを考えているのだろう」「この子にはどんな世界が見えているのだろう」と思うことはありませんか?
西洋占星術の月星座は就学前後までの子どもの年齢域を表します。占星術はあくまで統計ですが、そこに子育てのヒントが隠れているかもしれません。お子さんの「月星座」を知ってみるのも楽しいかな?
この記事の著者

Megumiの星よみ
1984年生まれ、三児の母。千葉大学で算数教育を学び、教員や一般企業を経て、結婚出産。
育児の傍ら筑波大学人間学群障害科学類にて障がい福祉・教育を学ぶ。現在は数学の知識を活かしながら個人セッションを中心にホロスコープリーディング(星よみ)を行う。
アーティストとコラボした個展や、占星術の講座も不定期で開催。一方で塾講師として中高生に数学を教えており、見える世界「数学」と見えない世界「占星術」の両極を尊重、偏りのない対話を心がけている。
>>Webサイト「Megumiの星よみ」
・小学校教諭一種免許状
・中学校教諭一種免許状「数学」
・高等学校教諭一種免許状「数学」
この記事の監修者

もっくん
1980年生まれ。筑波大学第一学群自然学類および同大学生命環境科学研究科卒、理学修士。学生時代の専門は地史・古生物学(地質学)。
現在は夫婦で小さな自家焙煎コーヒー店を運営しながら、占い師としても活動。地域のクライアントを中心に、子育てや人生にまつわる様々な相談に、温かみのある言葉で寄り添っている。地域コミュニティラジオへの出演歴あり。3児の母でもあり、性教育啓発活動での講演経験も持つ。
科学的探究心を原点に、大学卒業後にほぼ独学で占星術・タロットカードや心理学に親しみ、心と自然を結ぶ視点を探求。占星術においても、神秘性だけにとどまらず、物理学や天文学に通じる宇宙的秩序を探究する姿勢を持ち続けている。持ち前のハートフルさと、地に足のついた冷静な視点のバランスには定評がある。
>>タロットメニュー:もっくん珈琲
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【太陽星座と月星座】
朝の番組で流れてくる星占い。自分の星座が気になることはありませんか?
星占いで自分の星座として紹介されているのは皆さんの「太陽星座」です。
西洋占星術の考え方には、太陽星座と同じくらい重きがおかれている「月星座」というものがあります。
月星座はインターネットなどで簡単に調べることができます。
一般的に太陽星座は自分の中で能動的に働かせるエネルギーと言われていて、その人らしさに表れます。
しかし子どもの場合は、年齢域的にまだ太陽星座らしさが表れる時期ではないので、ホロスコープの月星座や水星星座をみた方がしっくりくる場合があります。
月星座が示す年齢域は0-7歳ちょうど就学前後です。
就学前後までの子どもたちは「月星座という意識の土台」を親子関係の中で造り上げていると考えられます。
月星座を理解すれば、お子さんの意識を捉えやすくなるかもしれません。
ご本人の月星座を理解することは、潜在的な意識の方向性を汲んであげられることに繋がります。
幼少期お子さんの月星座を安心な環境で育むことは今後の人生の自己肯定感に繋がり、これは非認知能力の育みに活かせることかもしれません。
知識を本当のじぶんの「力」、生きた智恵にするためには、小さいうちに経験・体験することから得られる実感が大切です。非認知能力の記事ではそのあたり詳しく述べましたので、よかったら見てみてください!
月星座:おひつじ座
「チャレンジさせる・自分で決めさせる」

新しいことに物おじせず挑戦するチャレンジ精神があります。小さな成功体験を積ませることで自信を育てましょう。
束縛しすぎるとイライラしてしまうので、おおらかに見守るくらいで。落ち着きのなさや、すぐカッとなるところや、ケガの心配が多いかもしれません。そんな時はこの子のアクティブさは未来の可能性を切り拓くエネルギーと捉え、多少の失敗は大目に見て、のびのびと育ててみましょう。
月星座:おうし座
「安心できる場所や環境を設定・五感を満たす」

香りや見えるもの、心地よさや美味しいものなど、五感を働かせる力があります。スキンシップも大切な時間。
安定した生活リズムは心を落ち着かせてあげられます。マイペースさや、意見をゆずらないところ、変化を嫌うことがあるかもしれません。お子さんは安心感をとても大事にする子です。
急かさず、ゆっくり付き合えれば、おのずとお子さん自身の力で心地よいと思える世界を見つけていけます。
月星座:ふたご座
「おしゃべり時間を一緒に楽しむ・好奇心のままに」

頭と心を軽快に動かしていることを好みます。何かを聞かれたら、なるべくその場で答えてあげましょう。
新しい刺激のチャンスを用意して、好奇心旺盛さを満たしましょう。
選択肢は多い方が本人は嬉しいかもしれません。落ち着きがなかったり、言葉が先行して行動に時間がかかることもあるかもしれません。
その時は焦らずに、たくさんのことに興味が向いている証拠だと捉え、お子さんの素晴らしい才能や「好奇心の芽」を大切に育ててあげたいですね。
月星座:かに座
「温かな安心感を与える・包まれるような大事にされる実感」

とても感受性が豊か。家族の愛情をしっかり感じられることが心の育ちに繋がります。
甘えたいときは甘えさせてあげてください。
お子さんのことを大事に思っていると、言葉にして伝えてみてあげるのもいいですね。時に感情が大きく振れたり、泣きだしやすかったり、拗ねてしまうことがあるかもしれません。
そんな時は、お子さんの素晴らしいところである「豊かな感受性が育っている証」と思って、安心を感じさせられるような声掛けや居場所を用意してあげましょう。
月星座:しし座
「ほめる・やりたいことを尊重する」

注目されることが好きで褒められるとやる気が出てきます。小さなことでも「すごい!」と伝えてみて。自己表現や創造性を楽しむ機会を遊びや行先のイベントに予定してみるのもいいですね。
目立ちたがり、自己中心的なように見えることがあるかもしれません。そんな時はこの子はきっと自分の志にまっすぐなのだと受け止めて、愛をもって見守ればきっと人を支えられる優しい人に育っていきます。
月星座:おとめ座
「細かいことにきづく・心配なことに寄り添う」

几帳面で繊細な心を持っています。些細なことがらをお子さんが気にしたときに「そんなこと…」と否定はせずに、まず受け止めてあげましょう。
規則正しいルーティーンな生活、清潔な環境も心地よさを感じさせます。
神経質なところや完璧を求めて自己否定しやすいところがあるかもしれません。そんな時はお子さんの細やかな感性の素晴らしさに目を向けてみて。
失敗は成長の一部だと話して、安心感で満たしてからチャレンジできる場を与えてあげたらいいかもしれません。
月星座:てんびん座
「美とバランスのとれた環境設定・対話」

周囲の空気を敏感に感じ取ります。喧嘩や荒れた空気にストレスを感じることが多いので、家族の仲がよいと安心します。
丁寧に話を聴いてあげることで、相談相手がいると安心するのも大切です。
人に合わせすぎたり、自分の意見を伝えられなかったりすることがあるかもしれません。
そんな時はお子さんの思いやりの心を認め、まずお母さんやお父さん家族には『自分の気持ちを話していいよ』と伝えてみてはいかがでしょうか。
月星座:さそり座
「内側に秘める感情・じっくり捉えさせる」

心の奥底の強い結びつきに安心します。「本気で向き合ってくれている」とお子さんが感じられるような接し方をしてあげられたら気持ちは満たされるでしょう。
秘密は守るなど、信頼関係は家族の仲でも大切に。
心を閉ざすようにみえたり、許せない感情から中々切り替えられないことがあるかもしれません。そんな時は答えを急がずに、お子さんが見ている深い視点や感情の動きを信じ、待つ姿勢をとってあげられたら、豊かな愛情を育むことに向かえます。
月星座:いて座
「陽気な心を満たす・自由に冒険させる」

広い世界への憧れがあるので、制限をかけすぎず、新しい体験や外の世界に触れる機会を用意しましょう。大らかな気持ちで受け答え・対応するのもいいかもしれません。
成長意欲があるので、ポジティブな言葉で励ますことも効果的です。
興味がばらけるようにみえたり、チャレンジ精神が旺過で心配になるかもしれません。そんな時はお子さんが自由に伸び伸び楽しむ姿を見守り、失敗もこの子の学びと捉えましょう。大らかに見守ればお子さん自身で探求を進めます。
月星座:やぎ座
「しっかりしているところを認める・成長をサポート」

小さな頃から「しっかりしたい・ちゃんとしたい」という気持ちが強めなので、子供扱いしすぎずできたことには「ありがとう・頼りになるよ」と伝えるとその子の自信に繋がります。
目標に向かい取り組めることができるので、頑張りすぎていないか気掛けてサポートしてあげられたらいいですね。
自分に厳しすぎたり、早く大人になろうとする気持ちがあるかもしれません。無理をさせすぎず子供らしさを尊重しながら、この子自身がもつ目標に向かう力を信じて支えていけば大丈夫です。
月星座:みずがめ座
「個性を尊重・自由な考え方を認める」

少し変わった興味や独自の世界観の捉え方をすることがあります。型にはめようとするとお互いに苦しくなるので、自由な意見や行動に制限をかけ過ぎずに。
家族の中でも「こどもではなく一人の人間」として尊重する気持ちが大切です。
独特な行動にみえたり、自由を求めるが故に束縛を極端に嫌うところがあるかもしれません。その時は、無理に周囲に合わせることを求めるよりは、自由な発想や考え方を尊重し、信じて伸ばしてあげてください。
月星座:うお座
「想像力を育む・感性を認める」

とても優しく感受性豊かです。想像力や空想したイメージを否定せず、大切に育ててあげましょう。
現実の厳しさに目をそむけたくなる様子があったら、少しずつ優しく教えて伝える工夫をしてみたらいいかもしれません。
現実的なことから離れがちになったり、空想にふけることが多いかもしれません。その時はお子さんの豊かな想像力を活かすような気持ちで「良さ」と捉えましょう。
友達や関わる人を癒す力になります。現実への繋がりを優しくサポートしながら、イマジネーション力を尊重してあげましょう。
【さいごに】
12星座ごとのポイントをあげてみました。子育てされる皆様の肩の力が少しでも抜けて、お子さんを理解することに繋がればいいなと思います。
子育ては親子相互に発見や学びがあり、大切な時間です。ぜひ大人も楽しむ心を忘れずに!「子どもも一人の人間」として捉えて、お互いを尊重できる関係性で在りますように。
親子の素敵な毎日を応援しています
今回紹介をさせていただいた月星座の他にも、「簡単工作アイデア」や「親子のお出かけ情報」など、「ピコトンキッズ」にてお役立ち情報を掲載中です。
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