
「防災イベントを企画したものの、また人が集まらないのではないか?」
これは、多くの防災担当者さまが抱える悩みではないでしょうか。休日をつぶして準備しても、参加するのは一部の住民や高齢者だけ。特に子育て世代や若い層に届かず、参加者が固定化してしまうケースは少なくありません。
毎年同じ内容の繰り返しで、運営側も参加者もマンネリを感じている——そんな声もよく聞かれます。
この記事では、商業施設・学校・マンション・地域など防災イベントを主催する側のタイプ別に、実際に人が集まった防災イベントの事例を紹介します。単なる一覧ではなく、参加者数のデータや“なぜ人が集まったのか”という成功の仕掛けまで掘り下げます。


ご自身の立場に近いタイプの事例をご覧いただければ、明日からの企画にそのまま使えるヒントが見つかるはずです。
防災を「楽しく学ぶこと」は、決して不真面目な取り組みではありません。現役の消防士・自衛隊員へのインタビューでも、「楽しさ」こそが子供の学びと、いざという時に命を守る力につながると語られています。「楽しいから来る」「来るから学べる」「学べるから命が助かる」——この順番こそ、集客と防災教育を両立させる出発点です。
▼“楽しい”は“不真面目”ではなく【参加率を生む】最高の手段!
【現役消防士・自衛隊員インタビュー】「楽しさ」が子どもの命を守る。防災教育で大切なこと
主催者タイプ別|防災イベントの成功事例
同じ「防災イベント」でも、主催者が誰かによって、集めたい人も成功の定義も変わります。まずは主催者のタイプ別に、実際の事例と“人が集まった仕掛け”を見ていきます。
商業施設・商店街の事例

商業施設や商店街の防災イベントは、「防災啓発」と「集客・回遊促進」を同時に満たせるかがカギです。来館者・来場者にただ通り過ぎられるのではなく、館内や商店街を巡ってもらいながら防災を学んでもらう設計が成果を分けます。
事例①【2日間で400名以上】ジョイナス横浜『防災なぞとき』

横浜の大型ショッピングセンター「ジョイナス」で開催されたSDGs体験イベント「GREEN JOINUS Festa」の一企画として、回遊型の『防災なぞとき』が活用されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | ジョイナス(横浜) |
| 課題 | SDGsイベントでの集客と、館内の回遊促進を両立したい |
| 仕掛け | 館内4か所(屋上2か所・4階・B1)にヒントパネルを設置。受付でハンドブックとマップを配布し、謎解きで巡らせる回遊型に。クリア景品や買い物特典も連動 |
| 結果 | 2日間で400名以上が参加。館内の回遊促進にも貢献し、親子が防災について会話するきっかけに |
謎解きを進めるうちに、地震発生時の行動やサランラップの活用術といった防災の知恵が自然と身につく設計です。館内を回遊させることで施設側の集客課題も同時に解決しており、「楽しませながら学ばせ、集客にもつなげる」という商業施設ならではの一石三鳥の事例といえます。


成功のポイント:景品や購入特典で“参加する理由”を作りつつ、複数フロアを巡る導線を謎解きに組み込んだこと。滞在時間が伸び、家族の会話も生まれました。
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ジョイナス横浜の開催レポート
あわせて読みたい関連事例②〜③
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| 夢が丘ソラトス横浜 | 巨大防災スゴロク | 1日で214組が参加。商業施設の集客企画として、親子で学べる体験型コンテンツを実施した事例 |
| 鶴見銀座商店街「子どもまつり」 | 防災スゴロク | 商店街の子ども向けイベントに防災テーマを自然に組み込み、地域の親子を集めた事例 |
企業(CSR・顧客向け)の事例

企業が顧客向け・CSRの一環として開催する防災イベントも増えています。自社の商品・サービスと防災を結びつけることで、顧客との接点づくりとブランドイメージ向上を同時に狙えるのが大きな特徴です。工作やノベルティなど、家族で気軽に参加できるコンテンツと相性が良い領域でもあります。
事例④【スポーツ×防災】スサノオジャパン第8回流山大会
現役の消防士・警察官・自衛官らが競い合うスポーツ×防災フェス「スサノオジャパン」(主催:株式会社TEAM NAVY)で、来場者ノベルティとして『防災スゴロク』が活用されました。企業が主催する防災イベントとして、発想の面で特に参考になる事例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | 株式会社TEAM NAVY/流山市総合運動公園 |
| 課題 | 地域コミュニティ力の低下や若い世代の参加不足という、防災の担い手をめぐる構造的な問題 |
| 仕掛け | “公安官版SASUKE”とも呼ばれる競技(プロの部・キッズの部)に防災体験ブースを組み合わせ、地域最大級の「第47回 流山市民まつり」の特設コンテンツとして実施。各ブースを巡るスタンプラリーとあわせてノベルティを配布 |
| 結果 | 多くの親子連れ・観覧客が来場し、競技の熱気とともに防災に触れるきっかけを創出 |
注目すべきは、「防災イベント」として単独開催するのではなく、すでに人が集まる地域の祭りに“特設コンテンツ”として乗り込んだ点です。さらに、憧れの存在である消防士や自衛官が競技する姿そのものが集客装置になっており、企業ならではの企画力が活きています。
成功のポイント:スポーツという全く別の入口から人を集め、その動線上に防災を置いたこと。「防災に関心がある人」だけを待つ発想から抜け出した好例です。
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スサノオジャパンでの開催レポート
あわせて読みたい関連事例⑤〜⑥
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| 東京ガス ライフバル「防災&エコフェス」 | 防災安全キーホルダー | 道具不要のリフレクター工作を提供。消防車撮影や水消火器体験と併催したことにより、家族で丸一日楽しめるイベントに |
| あなぶきハウジングサービス 夏休みイベント | 巨大防災スゴロク | 住まいの企業が、家族向けの夏休み企画に防災を取り入れ、顧客とのつながりを深めた事例 |
学校・地域(地域防災拠点)の事例

学校を会場にした地域の防災イベントは、子供・保護者・地域住民を一度に巻き込めるのが強みです。「子供が行きたがるから、親も地域も動く」という連鎖が生まれると、参加率は大きく変わります。
事例⑦【アンケートで34.1%が選択】下田小学校「地域ぼうさいひろば2025」

横浜市の下田小学校で開催された地域防災イベント(主催:下田小学校地域防災拠点運営委員会/3つの町内会による年1回の合同開催)で、目玉企画として『巨大防災スゴロク』が実施されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | 下田小学校地域防災拠点運営委員会/下田小学校 |
| 課題 | 既存の防災訓練のマンネリ化と、若い世代・子育て層の不参加 |
| 仕掛け | 巨大防災スゴロク(簡易トイレ・アルミシート・手回しラジオの3体験ゾーン)+展示用防災グッズ22種。運営は現地スタッフが主体。参加者には持ち帰り用のA3防災スゴロクを配布し、家庭学習へ接続 |
| 結果 | イベント全体で168名が参加した中、巨大防災スゴロクには100名以上が参加。アンケートの「印象に残った体験」では複数企画がある中で34.1%が巨大防災スゴロクと回答 |
注目したいのは主催者側の声です。「既存の防災訓練だけでなく、新しい取り組みを加えることで、若い世代も参加しやすくなる」「来年も手伝うよ、という声が上がった」といった感想は、マンネリ化した訓練を変えたい担当者にとって大きなヒントになります。
運営スタッフ自身が「自分たちで実施できてよかった」と手応えを感じ、次回への意欲が生まれた点も見逃せません。
成功のポイント:3つの町内会が“自分たちの手で”作り上げたこと。外注して終わりではなく、地域住民が運営に関わることで「地域の子供=地域の一員」という当事者意識が芽生えました。
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下田小学校の開催レポート
あわせて読みたい関連事例⑧
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| 小学校の防災学習(手書き感想アンケート) | 防災スゴロク | 授業に取り入れ、子どもたちの手書き感想で高評価を得た事例。学びの定着が可視化された |
なお、自治体が主催する防災イベントの成功事例は『自治体の防災イベント成功事例11選』で詳しく紹介しています。自治体のご担当者さまはあわせてご覧ください。
町内会・自治会の事例
町内会・自治会の防災イベントは、「毎年やっているのに人が集まらない」という悩みが最も色濃く出る領域です。だからこそ、対象を絞り込んだ企画への転換が、劇的な変化を生むことがあります。
事例⑨【参加者数が約10倍】駒場防災フェスタ(東京都目黒区)
駒場町会・駒場住区住民会議・駒場小学校PTAの共催(目黒区などの協力)で開催された「駒場防災フェスタ」。前年の防災イベントと比べ、参加者数が約10倍に増えた事例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | 駒場町会/駒場住区住民会議/駒場小学校PTA共催・東京都目黒区 |
| 課題 | 防災イベントを開催しても人が集まらない。従来の防災訓練の参加者は一桁台にとどまっていた |
| 仕掛け | 企画内容を「ファミリー向け」に特化。消火器体験・起震車体験・防災講話・防災クッキングなどを揃え、スタンプラリーで全ブースを巡る仕組みに。完遂した子どもには「駒場防災キッズ」の認定と、お土産として『防災スゴロク』を進呈 |
| 結果 | 約300名が参加。前年比の約10倍に |
主催者はその要因として、子どもに喜ばれるコンテンツを用意できたことに加え、防災意識の高いPTA層の協力を得て口コミで広がったことを挙げています。さらに、高齢者と同居する家庭にも町会を通じて積極的に声をかけたところ、「誰かを守らなければ」という意識のある人ほど関心が高い、という手応えも語られました。
成功のポイント:「地域全体」ではなく「ファミリー」に対象を振り切ったこと。狙いを定めた結果、かえって幅広い層に届きました。誰にでも届く企画より、誰かに深く刺さる企画が人を動かす好例です。
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駒場防災フェスタの開催レポート
マンション(管理組合)の事例

マンション防災は、「いざというときに住民同士が助け合えるか(共助)」が生命線です。しかし、防災訓練への参加率の低さは多くの管理組合の共通課題。“訓練”ではなく“イベント”にすることで、この壁を越えられます。
事例⑩【約100名が参加】マンション合同防災訓練『防災なぞとき』

茨城県内のマンション管理組合が合同で開催した防災訓練で、回遊型の『防災なぞとき』が活用されました。参加規模は控えめですが、「防災訓練にどう人を集めるか」という共通課題への答えが詰まった事例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | マンション管理組合(合同 |
| 課題 | 住民の防災意識向上と、いざという時の“共助”の土台づくり。そもそも防災訓練に参加してもらえない |
| 仕掛け | 回遊型の防災なぞときに加え、災害用伝言ダイヤル(171)体験・防災スリッパ作り・野菜即売やキッチンカーを併催し、来場動機そのものを設計 |
| 結果 | 約100名が参加。住民同士の交流が生まれ、共助につながるコミュニケーションの場に |
参加者からは「防災訓練というと参加する気にならないが、イベントを通してなら子供と一緒に学べてよかった」という声が寄せられました。この一言こそ、多くの主催者が抱える“参加率”の壁を越えるヒントです。訓練を「やらなければならないもの」から「行きたくなるもの」へ変える発想が、共助の第一歩をつくります。
成功のポイント:謎解きで自然に館内を回遊させ、併催の出店やキッチンカーで“ついでに寄れる”動機を用意したこと。防災が目的でなくても足を運べる設計が、無関心層を巻き込みました。
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マンション合同防災訓練の開催レポート
地域・大規模フェスの事例

地域の大規模フェスは、幅広い世代を一度に集められるのが最大の魅力です。人が集まる場に防災コンテンツを組み込むことで、普段は防災に関心のない層にも自然にリーチできます。
事例⑪【イベント全体で5,522名】家族で学ぶ防災「まなぼう祭」

長野県松本市で開催された地域防災イベント「家族で学ぶ防災 まなぼう祭」(主催:ママフェスまつもと)で、『巨大防災スゴロク』が活用されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催・会場 | ママフェスまつもと/松本市 |
| 仕掛け | 巨大防災スゴロク(ビンゴカードと大きなサイコロで進む体験型)。 道中の3つの体験ゾーンで、アルミシート・手回しラジオ・簡易トイレの実物に触れられる |
| 結果 | イベント全体で延べ5,522名が来場(まつもと市民祭と同時開催)。 親子・学生・シニアと幅広い層が参加 |
「“遊ぶ”と“学ぶ”がぎゅっと凝縮されている」「家でもまたやりたいという声が多かった」と主催者からも高く評価されました。実物に触れる体験が、学びの定着と満足度を同時に高めた事例です。
成功のポイント:既に人が集まる市民祭と同時開催したこと。“防災のために集める”のではなく、“集まっている場に防災を置く”という発想が、圧倒的な接触数を生みました。
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まなぼう祭の開催レポート
あわせて読みたい関連事例⑫〜⑭
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| みらいのたからばこ2025 in 大阪 | 巨大防災スゴロク | 2日間で500名が体験。行列ができるほどの人気企画となった事例 |
| 危機管理産業展 RISCON TOKYO | 防災スゴロク | 国内最大級の危機管理展のブースで、来場者の足を止める体験企画として活用 |
| 防災パークフェスティバル | 安全グッズ工作キット | 東京臨海広域防災公園でのフェスで、子ども向けノベルティとして工作を活用 |
住宅展示場の事例

事例⑮親子ワークショップ『防災安全キーホルダー』
住宅展示場の防災イベントは、来場のきっかけづくりと、住まいの安全への関心喚起を兼ねられます。親子で楽しめる工作ワークショップは、家族連れの集客企画として定番です。
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| 総合住宅展示場で親子ワークショップ | 防災安全キーホルダー | 集客企画として親子向けの防災工作を実施し、来場ファミリーの滞在体験を高めた事例 |
民間クラブ・周年イベントの事例
事例⑯スイミングクラブの周年イベント『巨大防災スゴロク』

スイミングクラブや習い事施設など、日頃から親子が集まる場も防災イベントの舞台になります。特に周年事業のような「祝いの場」に防災を組み込むと、普段は関心の薄い層にも自然に届きます。
| 事例 | 活用コンテンツ | ポイント |
|---|---|---|
| 久ヶ原スイミングクラブ 45周年&防災イベント | 巨大防災スゴロク | 約150名が参加。45周年の記念イベントに防災コンテンツを組み合わせ、会員家族に楽しく防災を届けた事例 |
海外にも広がる!日本の防災イベント

防災イベントの取り組みは国内にとどまりません。アメリカ・テキサス州で開催された、アメリカで暮らす日本人ファミリー向けイベントにて『防災スゴロク』が活用され、日本の防災文化を海外の家族に伝える機会となりました。
遊びを通じて防災を学ぶというスタイルは、国を越えて受け入れられています。地域や対象が変わっても「楽しく学ぶ」という本質は共通しているという好例です。
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テキサス州での活用事例
なぜ人が集まったのか?防災イベント成功の共通パターン

ここまでの成功事例に共通する“人が集まった理由”を整理すると、次の5点に集約されます。主催者タイプが違っても、成功している企画はこの原則を押さえています。
1.「楽しい入口」で参加のハードルを下げた
マンション事例の「訓練だと参加する気にならないが、イベントなら」という声や、下田小の「新しい取り組みを加えると若い世代も参加しやすい」という声が示すとおり、まず“行きたくなる”入口があるかどうかが参加率を決めます。防災の重要性を説く前に、足を運びたくなる理由を用意することが先決です。
2.回遊・スタンプラリー型で滞在と動線を設計した
ジョイナスのように会場を巡らせる仕掛けは、参加時間を伸ばし、施設側の集客課題も同時に解きます。「一箇所で説明を聞く」より「巡って体験する」方が、記憶にも満足度にも残ります。
3.実物に触れる「体験ゾーン」で学びを定着させた
まなぼう祭や下田小のように、簡易トイレやアルミシートなど実物に触れる体験は、知識を“自分ごと”として記憶に残します。「見た・聞いた」より「触った・やった」の方が、いざというときに体が動きます。
4.景品・持ち帰りで学びを家庭につなげた
下田小のA3スゴロク配布のように、当日で終わらせず家庭学習につなげる仕掛けが、防災を一過性のイベントで終わらせません。持ち帰ったツールが、家庭での会話を生みます。
5.親子の会話が生まれる仕掛けにした
「こんなときどうする?」と家族で話す設計が、防災を家庭に根づかせます。子供が学んだことを親に話し、家庭全体の備えにつながる——この連鎖が、地域全体の防災力を底上げします。
6.対象を絞り込んでいた
駒場防災フェスタが約10倍を実現した最大の要因は、企画を「ファミリー向け」に振り切ったことでした。「地域の皆さん全員に」という企画は、結果として誰の心にも刺さりません。狙いを定めるほど、かえって人は集まります。
7.すでに人が集まる場に相乗りした
まなぼう祭は市民祭と同時開催、スサノオジャパンは市民まつりの特設コンテンツ、久ヶ原は45周年イベントとの併催でした。ゼロから集客するより、人が集まっている場に防災を置く方が、圧倒的に効率的です。
なぜ「子供・親子」を軸にすると防災が地域に根づくのか、また都市部・マンションで防災をどう設計すべきかは、専門家へのインタビューでも語られていますのでご覧ください。実際の現場と研究の両面から、「楽しさ」と「体験」が防災教育のカギであることが裏づけられています。
▼ 子供・親子を見据える意義、都市・マンション防災の極意
【避難所を変えた子供の力】中越防災安全推進機構・理事の稲垣文彦さんにインタビュー
【大都市防災のプロフェッショナル】東京大学先端科学技術センター・廣井悠教授にインタビュー
「自分たちの防災イベント」を成功させるには

ここまで紹介してきた防災イベントの成功事例を、ご自身の企画に落とし込んでいただくための進め方を4ステップで整理します。
1.ターゲットを決める
来てほしいのは子育て世代か、シニアか、住民全体か。ここで企画の8割が決まります。対象がぼやけると、コンテンツも集客もぶれてしまいます。まずは「誰の、どんな行動を変えたいか」を一文で言語化しましょう。
▶参考 【避難所を変えた子供の力】中越防災安全推進機構・理事の稲垣文彦さんにインタビュー
2.主催者タイプに合った“勝ちパターン”を選ぶ
商業施設なら回遊型、地域フェスなら人が集まる場への相乗り、マンションなら共助づくり型、というように、上記の成功パターンから自分たちの状況に合うものを選びます。ゼロから考えるより、成功例の型を借りる方が確実です。
▶参考 防災訓練の面白いアイデア27選&成功例
3.コンテンツを選定する
謎解き・スゴロク・工作など、目的(回遊促進/学び/ノベルティ)に合わせて選びます。参加者の年齢層や会場の広さ、運営スタッフの人数も選定の判断材料になります。
▶参考 防災イベント×ゲームで親子が集まる!参加率が上がる企画のコツと成功事例
4.集客導線を用意する
景品・特典・併催企画で「行く理由」を作ります。どんなに良い企画でも、知られなければ人は来ません。チラシ・SNS・回覧など、ターゲットに届く告知手段もセットで設計しましょう。
▶無料配布中 「防災クイズ」イベントに役立つイラスト満載 / 防災スゴロク無料DL・印刷
防災イベント事例についてよくある質問(FAQ)
Q. 防災イベントの事例はありますか?
本記事で、企業・商業施設・学校・マンション・地域など主催者タイプ別に紹介しています。参加者数やアンケートなどの実データ付きで、成功の仕掛けまで解説しています。
Q. 防災の面白い取り組み・ユニークな取り組みにはどんなものがありますか?
館内を巡る回遊型の謎解き、実物の防災グッズに触れる体験ゾーン、ビンゴ形式で進む巨大スゴロク、英語版スゴロクを使った海外向けイベントなど、「遊びながら学ぶ」形が広がっています。堅苦しい講義形式ではなく、体を動かして楽しめることが人気の共通点です。
Q. 子供向けの防災イベントのアイデアはありますか?
工作(防災キーホルダーづくり)、体験型ゲーム(巨大防災スゴロク)、謎解きラリーなどが定番です。実物の防災グッズに触れたり、持ち帰れるお土産があったりすると、子供の満足度と家庭での学びが高まります。
Q. 3・3・3の法則とは何ですか?
災害やサバイバル時に生き延びるための優先順位を、時間の目安で示した考え方です。一般に「呼吸は3分、体温は3時間、水分は3日」が生死を分けるとされ、これを基準に備えの優先順位を考えます(食料の3週間を加えて4段階とする説もあります)。防災クイズやワークショップの題材としても使われます。
Q. 防災の成功例にはどんなものがありますか?
本記事の事例のように、「楽しい入口づくり」「体験ゾーン」「持ち帰り学習」を取り入れたイベントで、参加者数の増加や高いアンケート評価につながった例が多く見られます。数字(参加者数・満足度)で成果を可視化できると、次回の企画や予算獲得にもつながります。
親子で楽しく学べる防災イベントは、ピコトンにご相談ください

ピコトンでは、本記事で紹介した『防災なぞとき』『巨大防災スゴロク』『防災安全キーホルダー』など、目的や主催者タイプに合わせて選べる防災イベントコンテンツを多数ご用意しています。
回遊促進、大規模イベントのメイン、ノベルティや工作など目的や用途にあわせてご提案が可能です。
もちろん、「どのタイプの企画が自分たちに合うかわからない」という段階からのご相談も歓迎!防災イベントの企画・ご相談は、お問合せフォームまたは防災のキッズイベント特設ページ からお気軽にご連絡ください。
TEL:03-6271-9171
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