クリムト・アライブ 東京展に親子で行ってきました

「クリムト・アライブ 東京展」|日本橋三井ホール

子どもと一緒に「クリムト・アライブ」という体験型の展覧会に出かけてきました。我が子にとって初めての美術館体験。正直なところ「落ち着いて観られるかな?」と少し心配していたのですが、その不安は会場に入ってすぐに消えました。

 クリムト・アライブは通常の美術展とはちょっと趣が違います。いわゆるクリムトの絵を展示する伝統的なスタイルとは異なり、まるで映画館にいるように映像と音でクリムトが描いた世界を体感する展示会です。

クリムト・アライブ 東京展の様子

壁一面に映し出されるクリムトの絵画、流れる音楽、そして包み込むような光の演出。娘は目を輝かせて数々の作品を追いかけていました。広い会場で自由に動き回ることができるのもよかったのだと思います。

 「芸術は大人がじっくり味わうもの」というイメージを持ちがちですが、こうした展示であれば、小さな子でも自然に作品の世界に入り込むことができます。娘はクリムトが描いた女性の絵に対し「ほっぺが赤過ぎる」と感想を言ってくれ、笑わせてくれました。

クリムト・アライブ 東京展の入口で壁面を見上げる女の子

実は私の両親は武蔵野美術大学の出身で、父は長年美術館の内装デザインに携わってきました。幼い頃から芸術は私の生活のそばにありましたが、子どもと一緒に改めてアートに向き合うと、自分一人で鑑賞するのとはまったく違った体験になります。子どもが「この色が好き」「ここがキラキラしてる」と素直な言葉で感じたことを話してくれると、作品が新鮮に見えてきて、大人も新たな発見をもらえるのです。

子連れで美術館に行くことは、ハードルが高いと感じる方も多いと思います。でも「騒いでしまったらどうしよう」と心配するより、まずは子どもが楽しめる展示から一歩踏み出してみるのがおすすめです。最近は体験型の展覧会や、子ども向けワークショップを併設する美術館も増えていて、親子で気軽に楽しめる環境が整ってきています。

クリムト・アライブ 東京展の様子2
日本美術からも影響を受けたとされるクリムトの作品。会場内では、琳派をはじめとする日本美術の作品もありました。

私自身、小さな子どもがいると美術館は無理だと思っていましたが、子連れでも美術館を楽しめた!と思えた事が大きな収穫になりました。

そして美術鑑賞は知識がなくても大丈夫。「どう感じたか」を親子で語り合う時間そのものが、かけがえのない体験になります。

今回の「クリムト・アライブ」も、私たち家族にとってただの鑑賞ではなく、“心を通わせる時間”になりました。子どもと一緒に芸術を味わうことは、日常をちょっと豊かにする素敵な習慣になると感じています。

 「クリムト・アライブ 東京展」は10月5日まで日本橋三井ホールにて開催されています。12月5日〜2026年3月1日の期間は大阪・堂島リバーフォーラムで「クリムト・アライブ 大阪展」の開催が決定されているようです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「クリムト・アライブ 東京展」の詳細はこちら

「クリムト・アライブ 大阪展」の詳細はこちら

子どもの反応

「絵を楽しむ」という初めての体験。
4歳の娘からは「楽しかった!」という直接的な感想は聞けませんでした。けれど、その後の変化に驚かされました。

それまで平面的な絵ばかり描いていた娘が、初めて“奥行き”を感じさせる絵を描くようになっていました。
ことばでは表せなかった気づきが表現されていて、その成長に思わず驚きました。

子どもが描いた絵画(お母さんへのメッセージ)
今まで平面的な絵しか描かなかったのですが、初めて奥行きを感じる絵を描くようになっていました!