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sumi(株式会社ピコトン企画部・広報部)

東京芸術大学日本画専攻を卒業後、株式会社ピコトンへ入社。
美術教育の知見と制作経験をもとに、子ども向けの工作・体験コンテンツの企画および広報活動をしています。

WebサイトやSNSでは、「おうち工作アイデア」や「レクリエーションアイデア」を発信中。「子どもたちが主体的に取り組める制作」という視点を大切にしています◎
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子どもたちの絵画がコラージュで新しい作品に生まれ変わる体験

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの様子

こんにちは、子ども向けイベント専門の株式会社ピコトンです。

2026年3月28日(土)、世田谷区の教育総合センターが主催する「えがおニコニコ講座」にて、ピコトンが企画・運営を担当し、子どもたちの絵画をコラージュして再構成するワークショップを開催しました。

今回のプログラムは、子どもたちがこれまでに描いてきた絵画作品を持ち寄り、それらを素材として新しい作品へと作り変える体験です。「切る・貼る・組み合わせる」というコラージュの工程を通じて、子どもたちの創造力あふれる素敵な作品が多数できあがりました◎

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップのテーブル

キッズアートフレームをプロと一緒につくろう~どんどん増える子どもの絵を、世界にひとつのインテリアに~」
子どもの“今”がつまった絵を使っておしゃれなアートフレーム作りに挑戦!
親子で相談し、「どれが好き?」「この絵も入れたい」などと会話しながら、絵や色紙をチョキチョキしてパーツを作って、並べて、作戦会議。色々とためしていると、想像力もふくらんでいき、気づくとフレームの中に子どもの“今”から生まれた、新しい小さな物語が…。

出典:世田谷区_えがおニコニコ講座「キッズアートフレームをプロと一緒につくろう」

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップのポスター

■えがおニコニコ講座「キッズアートフレームをプロと一緒につくろう」

日程:2026年3月28日(土曜日)
時間:午後2時~3時30分
場所・会場:教育総合センター 1階 「らぼラボ」(東京都世田谷区若林5-38-1)
協力:株式会社ピコトン

本記事では、当日の「えがおニコニコ講座」の様子と、ご自宅や地域イベントで活用できる「コラージュワークショップ」の実施方法をご紹介します。

コラージュワークショップのイベントの様子

東京都世田谷区の教育総合センター

本イベントの会場となったのは、東京都世田谷区の教育総合センター 1階 「らぼラボ」(東京都世田谷区若林5-38-1)

事前予約制にてワークショップを実施し、参加者の皆さまにはご自宅からお子さまの絵をご持参いただきました。

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの手順を説明する講師

はじめに、今回講師を務めたピコトン代表の内木より、自身の子どもが制作したコラージュ作品を例に、「既存の絵を再構成する楽しさ」や「額に入れて飾る価値」について紹介しました。

「額に入れて飾ることで、子どもたちは大きな自信を得ることができます。日常の中で自分の作品が目に入ることも魅力のひとつです。また、こうした作品は、親族へのプレゼントとしても喜ばれます。」

コラージュワークショップの手順・材料

制作手順はとっても簡単。まず額(フレーム)を開けて台紙を取り出し、その上に色画用紙を背景として貼ります。続いて、切り取った自分の絵を重ねながら配置し、のりで貼り付けていきます。

今回のイベントで使用した素材
・額(フレーム)(1人2つ)
・色画用紙
・ハサミ
・のり
・ボールペン(絵や文字を書く用)
・子どもたちが描いた絵(参加者持参)(直接切りたくない場合はカラーコピーしたものを持参)
・持ち帰り用の袋

簡単な導入の後、制作がスタート。参加者の皆さまはすぐにコラージュに取り組み、「これを使おう」「この子も入れたいな」と楽しそうに試行錯誤しながら制作を進めていました。

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップのテーブル②

ポイント1.|色画用紙はハサミで切っても手でちぎってもOK!

色画用紙はハサミで形を作るだけでなく、手でちぎって有機的な形にするのもおすすめです。のりで貼り付ける前に配置を試しながら組み合わせを検討できるため、思いがけない「良い組み合わせ」を発見できる点も本ワークショップの魅力です。

ポイント2.|絵の「背景」も素材として活用できる

主役として描かれたモチーフだけでなく、背景部分もコラージュに活用できる重要なパーツ。再構成することで、新たな意味や表現を作り出すことができます◎
会場では、背景の「黄色い絵の具の部分」を太陽の光に見立てたり、音符を画面いっぱいに配置して音楽が流れている景色にしたりと、多様なアイデアが見られました。

ポイント3.|親子それぞれが1つの作品を制作

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの会場の様子

今回はフレームを2つ用意し、お子さまと保護者さまがそれぞれ1つずつ作品を制作。双方が制作に関わることで、親子間のコミュニケーションがより活性化するワークショップです。

保護者さまの作品も子どもの絵をもとに構成されるため、2つの作品はどちらも子どもの表現が中心となる点も本企画の特徴です。

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの制作の様子
参加者のお兄さんが描いた絵をコラージュした作品

参加者の皆さまは驚くほどの集中力を発揮し、楽しく会話をしながら想像した世界を形にしていきます。試行錯誤を重ねる中でイメージが広がり、作品の中に新しい物語が生まれていく様子が印象的でした◎

額に入れて完成!

日向ぼっこしているネコやポッチャマたちが気持ちよさそう♪
日向ぼっこしているネコやポッチャマたちが気持ちよさそう♪

コラージュ作品ができあがったら、ボールペンで作品右下に「日付と名前のサイン」を書いて、スタッフが額装をして完成!

額に入れることで、作品としての完成度がぐっと高まり、まるで展示作品のような仕上がりになります。完成した自分の作品を目にした子どもたちからは歓声があがりました◎

「すごい!こんなふうになるんだ!」
「おうちに飾ります!」

そんな声が多く聞かれ、ワークショップの思い出を飾って楽しめる作品が多数できあがりました。

イベントフォトギャラリー

カラフルなアイスクリームが並び、見ているだけでワクワクする楽しい作品です
カラフルなアイスクリームが並び、見ているだけでワクワクする楽しい作品です
川辺に広がる夜祭のにぎわいが伝わり、物語の中に入り込んだような気持ちになります
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音楽が聞こえてきそうなオリジナルタワーが印象的です
音楽が聞こえてきそうなオリジナルタワーが印象的です
個性豊かな模様の象たちが集合して、とっても楽しそうです♪
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家族4人のあたたかい雰囲気が伝わり、見ているこちらまで笑顔になる作品です
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妹さんが好きな「デーモンハンターズ」の世界観を再構成!新しい魅力が生まれています
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家族旅行の思い出が表現されており、楽しかった時間が伝わってきます
家族旅行の思い出が表現されており、楽しかった時間が伝わってきます
花火を見上げるキャラクターや、昆虫に囲まれるオリマー(ピクミン)がユニークです
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お母さんと並んでいる様子とお散歩の場面、それぞれストーリーが感じられる構成が素敵です
お母さんと並んでいる様子とお散歩の場面、それぞれストーリーが感じられる構成が素敵です
原稿用紙に書いた文字を背景にすることで、学びと表現が融合した作品になっています
原稿用紙に書いた文字を背景にすることで、学びと表現が融合した作品になっています

主催者さまからいただいたお声

今回のワークショップは、親子のコミュニケーションを深める内容として非常に有意義だったと感じています。制作を通じて、普段は見えにくい子どもの考え方や好みに触れることができ、「こんなふうに感じているんだ」といった新たな一面を知る機会にもなったと感じています。

また、同じ会場に参加している他の親子との自然な交流も生まれ、子ども同士が会話をしたり、一緒に取り組んだりする様子が見られました。こうした横のつながりが生まれる点は、地域におけるコミュニケーションの広がりという観点でも大きな価値があると感じています。

今回のテーマであるコラージュは、創造性を育む重要な時期の子どもたちにとってぴったりな内容でした。親子のコミュニケーションをテーマにしている「えがおニコニコ講座」との相性も良く、親子の会話が自然と活発に生まれていた点も魅力的でした。

「コラージュ」は新たなストーリーや世界が生まれる表現技法

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの見本

コラージュとは、「貼り付ける」を意味するフランス語 coller に由来した、紙や素材を貼り合わせて表現する技法です。1912年にかの有名なパブロ・ピカソが作品に印刷素材を貼り付けたことがきっかけとされています。

異なる素材やイメージを組み合わせることで新たな作品を生み出し、既存の素材を活用することで、ゼロから描く時とは違ったストーリーや世界が生まれる点が特徴です。

参考:美術手帳|ARTWIKI「コラージュ」

ピコトンでは、工作を通して「えらぶチカラ」「きめるチカラ」を伸ばす「セレクト&グロー教育」を推奨しています。

発想力構成力を働かせて素材を組み合わせて新しい作品を作る。「どう組み合わせるか」「どこに配置するか」を考える過程で、思考力判断力を使う。「えらぶチカラ」「きめるチカラ」を伸ばす体験としてまさにぴったりなワークショップです。

親子イベントとして実施する場合は、親子で会話をしながら制作できるため、コミュニケーションの活性化にも効果的な内容です◎

【これを見ればできる!】コラージュワークショップの実施方法

親子で楽しむアートフレーム工作ワークショップの見本2

今回のイベントで取り組んだ、「コラージュワークショップ」の実施方法をご紹介します。
イベント現場を想定した手順をご紹介していますが、ご自宅でも楽しめる内容ですので、ぜひ取り組んでみてください♪

材料の用意について

額や色画用紙を用意します。最近は100円ショップでも額や色画用紙の販売がありますので、イベントのご予算に合わせてご用意ください。

・額(フレーム)(1人2つ)
・色画用紙(6~8色くらいがおすすめです)
・ハサミ
・のり
・ボールペン(絵や文字を書く用)
・子どもたちが描いた絵(参加者持参)(直接切りたくない場合はカラーコピーしたものを持参)
・持ち帰り用の袋

★ポイント
あくまで「子どもたちの絵が主役」なので、華美な素材を準備しすぎないようにするのがおすすめです。
キャラクターシールや、キラキラの強い素材を多く取り入れすぎると、テーマから逸れてしまう可能性があります。単色の色画用紙や、模様のついた折り紙などを中心に使用するのがおすすめです。

★ポイント
当日、絵を持ってくるのを忘れてしまった子がいたとき用に、クレヨンや色鉛筆など、簡単なお絵描きの道具を用意しておくと安心です。

1.額から台紙を外す

100円ショップで販売されている額などは、台紙を外すのが子どもだけでは難しい商品もあります。事前にスタッフで外しておくのがおすすめです。

また、表面の透明シートには両面に保護フィルムが貼られていることが多いため、あらかじめ剥がしておきましょう。保護フィルムは、端にテープを貼って引き上げると簡単に剥がすことができます。

なお、制作は台紙に直接行っても問題ありませんが、後から作品を差し替えられるようにしたい場合は、台紙と同サイズにカットした厚紙をベースとして使用する方法もおすすめです。

2.コラージュを制作

コラージュ作品の制作を行います。最初に背景を作り、その上に子どもたちの絵を重ねていく形がおすすめです。

★ポイント
作業前に、額装をすると、外側の5mm~1cm程度が隠れることを伝えてあげましょう。「見せたい部分は端に貼りすぎないようにね」と伝えてあげます。

★ポイント
背景の色画用紙や折り紙は、ハサミを使って切るだけでなく、手でちぎって有機的な形にするのもおすすめです。こんなやり方もあるんだよと伝えることで、子どもたちの新しいアイデアの呼び水になることもあります。

コラージュの魅力は、異なる世界の絵が出会うことで、新しい世界観が生まれることです。
「○○みたいだね」「ここの組み合わせすごく面白いね」と、沢山声をかけてあげましょう。

★ポイント
もし、手が止まっている子がいても、過度に手伝うことはせず、「どれを使いたい?」などとヒアリングを行い、ハサミで切って渡してあげる。といったサポートが望ましいです。あくまで子どもたちが主体的に取り組めるようにしましょう。

3.作品が完成したら

コラージュ作品が完成したら、ボールペンなどでサインを入れてもらいます。
「アーティストみたいに、名前や今日の日付を入れると思い出になるよ」と声かけをしてあげましょう。

また、台紙から色画用紙や作品が大きくはみ出している場合は、ハサミで切り取ります。

4.額装

最後に、スタッフで額装を行います。
額装は、子どもたちと少し離れた場所で行い、額の裏面を上にした状態でお渡しします。「作品を見てみてね」と、子どもたち自身に額装された状態の作品を目にしてもらうとイベントが盛り上がります◎

子供向けイベントのご相談はお気軽にご連絡ください

コラージュ作品を見せる講師

株式会社ピコトンは、2007年より親子向けイベントを専門に活動する会社です。これまで培ってきたノウハウを活かし、全国の親子に向けて楽しい体験をお届けしています。

子ども向け・親子向けイベントに関するご相談は、お気軽にご連絡ください◎

また、ピコトンでは「工作アイデア」や「レクリエーションアイデア」など、子どもと楽しめるコンテンツを「ピコトンキッズ」にて日々発信しています。ご家庭で気軽に楽しめるものから、イベントに活用できるアイデアまで幅広くご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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