株式会社ピコトンの代表内木が、某出版社様よりインタビューを受けました
2024年12月、株式会社ピコトンの代表内木が、某出版社様よりインタビューを受けました。高校生が将来の仕事を広くイメージできるように「こんな職業もある」という一例として紹介される予定です。
今回はインタビュー当日の様子をご紹介します◎
株式会社ピコトンは、子供向けイベント専門18年目!
内木代表や役員の面々が大学時代に生み出した「子供の想像力を伸ばす体験型コンテンツ」がきっかけとなりスタートした「株式会社ピコトン」は、今では100万人以上が体験する工作イベントを全国5400会場以上で開催するほどに◎
当日は、内木代表より「企画を考えるうえで大切にしていること」や「子供たちへの想い」、「これからの目標」、そして「高校生へのメッセージ」などが話されました◎
本日のインタビュアーは某出版社のご担当者様。
実はご担当者様も内木代表も、お互い2児の父。
ご担当者様は弊社の工作キットを大変気に入って下さり、とても丁寧なインタビューをしてくださいました◎
当日の取材の様子
取材は弊社オフィスにて行われました。
これまで生み出してきた工作キットたちに囲まれた、株式会社ピコトンの18年間の軌跡がギュッと詰まった環境での取材となりました。
内木代表からは、「子供向け」のコンテンツ開発だからこその懸念点や工夫、そしてやりがいや喜びなど、18年間の数々の挑戦と、そこから得た経験についてのお話がありました。
特に話のキーとなったのは、「失敗」を楽しむことの大切さについて。
一例として話したのは、科学館からの依頼で「プログラミングをテーマとしたイベント開発」を依頼された時に、プログラミングを通して「楽しく失敗しよう」という本質的なメッセージを伝えよう、と考えた事例でした。
何度も繰り返し試す能力は、そのテーマに限らず子どもの成長にとって大切です◎
プログラミングという「試行錯誤」をすることがキーとなるテーマにおいては、特に「失敗を過度に恐れるのではなく、良いものと捉える」ことが重要だと考え、開発に臨んだそう。
プログラミングをテーマとしたイベント開発に限らず、株式会社ピコトンの工作キットは、「子供が自分で考えてやってみる」という挑戦のきっかけを創出することを大切にしています。
挑戦の結果、失敗してしまったり、うまくいかないことはもちろんあります。
しかしその小さな「やってみる→失敗する」を繰り返すという経験が、将来的にどんな失敗をも乗り越えられるようになる秘訣だとか◎
「どんどん失敗しよう、そして失敗を楽しもう」という内木代表の姿勢が伝わるお話でした。
取材では、これまで弊社が生み出してきた500以上の工作イベント案の中から没になった、つまり「失敗」に終わったアイデアと、その理由が楽しくまとまった冊子「失敗から学ぼう 厳選ボツアイデア」も紹介しました。
「没」というとあまり聞こえは良くありませんが、この冊子は「やってみた」からこそ得られる知見が沢山詰まった、宝の宝庫。
現行品の旧モデルとも取れるようなアイデアも沢山掲載されており、「なぜ今の形に至ったのか」を知ることができる貴重な資料でした。
株式会社ピコトン代表内木が、高校生の方々へ伝えたいこと
最後に、インタビューが掲載予定の書籍の対象読者である高校生に向けて、内木代表からの以下のメッセージが贈られました。
ー高校生へのメッセージをお聞かせいただけますでしょうか?
これ、すごい悩んだんですよね。
いろいろあるんですけど、
高校生のうちに、「自分が本当に楽しいと思えたもの。何時間でも出来る事」を見つけて、ちゃんと覚えておくことかな、と。
当時は、何が楽しいのかを意識せずに楽しんでいることが多いのですが、
そのまま大人になると「あの時何が楽しかったんだろう?」と忘れてしまいがちです。
だからこそ、高校生のうちに「何を楽しんだか」をしっかり覚えておいてほしいのです。
「何を楽しいと感じたか?」「なぜ好きか?」というのは、その時は当たり前で、そこまで意識してないので、大人になったときに覚えていないことも多いと思うんです。
でも、自分が就職や起業をするといった、やり続ける事を決める時になって…。
「苦もなくできる事が何よりの強みになる」と実感しています。
自分は高校生の時にゲームとか大好きだったんですよ。アナログゲームもTVゲームどちらも。
24時間寝ないで友達とゲームやってるみたいな時期があって。
自分たちでカードゲームのルールを作ったり、TVゲームは裏技をゲーム雑誌よりも早く見つけたり、とことん楽しんでいました。
その頃はそれが当たり前だと思ってたんですけど、
一個の事にそこまで集中して、ずっとやり続けられるっていうものは、振り返ってみるとあまり無くて、それが自分の「強み」だと思ったんですよね。
私は、「子供向けの企画」という仕事に関わることが多いのですが、当時好きだったゲームの「何が自分にとって面白かったか」の経験が、今、仕事をする上ですごく活きてます。
私の過去の「面白い」とか「好き」って感覚は、今の子供たちにも共通していて、「これが楽しい」ってものの本質は、多分100年後も変わらないと思うんです。
「高校生の今の自分」が楽しかったことと、できれば「小学生の自分」を振り返って「何が面白かったか?」「何が好きだったか?」をちゃんと記録しておいてほしい。
大人になってからだと、思い出そうとしてもなかなか鮮明には思い浮かばないので……。
今のうちに、「自分はこれが好きだった」というのを文字にしてなるべく細かく残しておいて欲しいです。
そしていつか、自分が好きだったもの、そして「どの部分が好きだったのか」というのを
見つめ直してみると、きっとそれが自分自身が「大人になってもやりたいこと」のヒントになると思います。
その面白いや好きを、もし仕事に活かせるのであればそんなに楽しいことはないので、
今のうちに「好きなものをいっぱい見つけておく」というのが、すごい大事だと思いますね。
子供時代に感じる「楽しい」を基軸に、「遊び」の変わらない本質に目を向けて欲しい、という内木代表の想いが伝えられました。
自分が「楽しい」と思った事を集めてください。
自分が子どもの時に楽しく感じたものは、今の子ども達も楽しいはずです。
技術の進化は10年で目まぐるしく代わりますが、人の本質は100年たってもたいして変わりません。
100年後も、その時代の子どもは絵を描き、積み木で遊び、空想を楽しんでます。
皆が経験した、数々の遊びの本質的な面白さに眼を向けてほしいと思います。
「遊びごころ」と「柔軟さ」を忘れない内木代表の姿勢や、子供たちへの想いが伝わる心温まるインタビューとなりました◎
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子供向けイベント専門18年目の株式会社ピコトンでは、さまざまなテーマの子供向けコンテンツを開発・提供しています。
子供向けイベントやコンテンツの開発についてお考えのご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください◎
ご連絡お待ちしています♪