親子で出勤OK!キッズイベント会社だからこその取り組みを社員一同で実践しています

広報担当の望月です。
昨今は「親子出社」として、子供を会社に連れて行き、子供を見ながら(また、預けながら)の勤務をすることも周知されてきました。
弊社では、ただの親子出社ではなく、子供の居る環境で様々なことを学び、子供も親も社員も全員が成長できる『子育て出社』の取り組みをしています。
今回は、子育て出社をしているパートスタッフのインタビューを通して、弊社の取り組む『子育て出社』の実状と現場の声をお届けしたいと思います!
【インタビュー①】パートスタッフのお二人

ピコトンに 2年以上の勤務経験を持つ、キッズイベント準備部のスタッフのお二人。
二人は月に何度か子供たちを連れての『子育て出社』をしています。
2年の経験で、二人や子供たち、果ては社員にどんな変化があったのでしょうか?
色々と実状を聴いてみました。
――まず、お二人が『子育て出社』をしたきっかけは何だったのでしょう?
Rさん:
2017年の5月頃に、社長から「子連れで勤務するという新しい形を一緒に作っていきませんか?」とお声掛けいただいたのがきっかけです。
家庭内ミーティングで夫の賛成を得て、「どのみち働くなら、繁忙期前に参加したほうがいいのでは?」ということで、すぐに勤務形態の検討をして、出勤することとなりました。
Nさん:
私は、その繁忙期の時に、Rさんからお誘いいただいて出勤することとなりました。
元同僚で産まれた子供が 2か月違いということもあり、Rさんと一緒にピコトンの子育て出社の「テストケース」として子供と出勤しています。


――「テストケース」とは?
Rさん:
子供と一緒に働きながら『子育て出社』の「ここが良いポイントだから伸ばそう!」とか「この状態だとどうしようもないから改善しよう」とか、子供と居ることで生じるプラスマイナスの洗い出しのようなことをしています。
Nさん:
「ヒヤリハット」も子供の成長と共に変わっていくので、「下に落ちている細かいパーツなんかがあると危ない!」から「鍵をちゃんと掛けないと外に出ちゃう!」など、作業をしながら色々と探り探りのテストですね。

――今やっている仕事の内容はどのようなものでしょう?
Rさん:
基本的にはキッズイベントの資材準備や資材チェックをしたり、パッケージを発送したりしています。
子供と一緒に出勤して、みんなに準備の指示出しをしながら自分も働いて、その上で子供と居る時に起こり得る色んなことを想定しながら『子育て出社』のテストをしています。
Nさん:
私もRさんから指示をもらいながら、子供と一緒に居ながらできる作業をしています。
――現状、『子育て出社』はどのような感じですか?
Rさん:
かなり良いと思います。まず子供が会社に来ると楽しそうなのがいい!
「会社に来たら遊べる!」って、子供が嬉しそうなのが何よりだよね。
Nさん:
子供が「楽しい」って思えることが、一番良いからね。


――『子育て出社』は便利ですか? それとも大変?
Rさん:
どちらもありますねー。
今は10時30分~15時30分の勤務で、遅めに来て早めに帰らせてもらってるけど、電車通勤の往復が満員電車だったりすると大変です。
でも、働くなら子供の預け先がないと働けないので、子供を預けることなく、自分で見ながら働けるのは本当に良い部分ですね。
Nさん:
働いて、1時間休憩の間にご飯を食べて、子供を昼寝させてまた働く、といったサイクルで働いているんですが、子供がぐずったり寝かしつけられなかったり、迷惑かけてしまう部分でも、会社のみんなにご協力いただいていて、本当にありがたいです。
常に改善の余地があるので、それを怠らないのは大変ですけど。

――『子育て出社』を改善をする際、何に気をつけたのでしょう?
Rさん:
一番最初、まだ『子育て出社』のベースもできていない時が本っ当に大変でした!
部屋も「子供が入って大丈夫!?」と思えるくらい散らかっていて、仕事上、小物やハサミなど危ない物も多かったから、かなり注意が必要でした。
なので最初は子供が普通に過ごせる環境づくりや、それができるまで子供用のサークルを置くなどの処置をしてもらったり。
Nさん:
最初の繁忙期は本当にカオスでしたね。(笑)
Rさん:
だよねー。(笑)
スケジュール管理をしながら、トライアンドエラーで環境を変え続けることで乗り切りました!
Nさん:
忙しいながらも、みんなで意識し合って、自分たちの状況に合わせて環境を変えていけたので良かったですね。
あと、私とRさん二人で来ている時は、お互いがお互いの子供を見られる状況にもなるので、一人が見て一人が作業するなどの助け合いの仕方も分かっていきました。
Rさん:
3階に子供用スペース(※)を作ってもらったので、3階と 1階をうまく使い分けて作業を進められました。
(※:弊社は 1階に事務所と倉庫、3階に多目的スペースと子供用スペースがあります)

――『子育て出社』で嬉しかったことはありますか?
Rさん:
子供が、ここでしか経験できないことをたくさんできたことですかねー。
もしピコトンに来ていなくて、自分だけじゃ与えられなかった環境を与えられているのは嬉しいよね。
Nさん:
確かにそれはあります。
新作のキッズイベントができた時、それを親子で体験させてもらって、私と子供から感想を伝えて、それがキッズイベントの改善に反映させてもらえることが嬉しかったりします。
それはこの会社でしか体験できないことですし、私たち自身、会社にメリットを与えられることも嬉しいですね。
――今後『子育て出社』はどうなったらいいなと思いますか?
Rさん:
今の状態は良くもあり、改善の余地もたくさんあります。
現状だと『子育て出社』させてもらっている自分たちへのメリットの方が多いので、Nさんが言ったみたいにもっと会社にメリットを与えられればなと思います。
きっと、長い目で見れば、私たちが長く居て使ってもらうことで、会社に還元できることがあると考えています。
Nさん:
私も、会社へのメリットをもっと考えていきたいです。
子供にとって良い環境は、大人にとっても良い環境で、子供に分かりやすいことは、大人にも分かりやすいわけで。
「子供にとっても会社にとっても良いことだね!」という状態を増やしたいです。
汚い部屋よりはきれいな部屋の方が良いですしね。(笑)
Rさん:
気を抜くとすぐ汚くなるからね!(笑)
でも本当、会社のメリットバランスを取れるともっと良いなと思います。
今後、他の方が子供を産んで『子育て出社』をするとして、ゼロ歳は本当に大変だと思います。食事や安全面、周囲の配慮も。
子供をちゃんとした人に預けるには有資格者じゃないとダメだけど、『子育て出社』だったら新しい預け先としての可能性が見出せると思うので、今後もそこをしっかりと考えていきたいですね。
――お二人とも、ありがとうございました!



「産休を取らずに済むし、子供が居ながらも、社会との接点を週に 1~2回持てると気付かされた。その上お金も入るし働ける時に働けるし」
インタビュー後もRさんは、嬉しそうにそう語ってくれました。
今後は「子供の接し方講座をして、社員が子供と接する時に活かせるようにもしたい」と、まだまだ前に進む意志を見せています。
そして、『子育て出社』をしているのはお二人だけではありません。
弊社社員も子供と一緒に出社をし、仕事をしています。
