布から紙を作る「渋谷ペーパープロジェクト」のポップアップ企画が実現！
2025年9月20日（土）～28日（日）、代官山T-SITE（東京都渋谷区猿楽町16-15）にて開催された「爽涼祭」にて、現役中学生2人が仕掛けるプロジェクト「渋谷ペーパー」のポップアップが開催！
いらない衣服が紙に生まれ変わる、サステナブルなプロジェクト「渋谷ペーパー」。
今回は、渋谷ペーパーを使用して作られた「扇子」が登場し、会場の注目を集めました◎
【渋谷サステナブルアワード2025優秀賞受賞】「卒業証書プロジェクト」から生まれた「渋谷ペーパー」
「渋谷ペーパー」は、現役中学生二人組、SaayaさんとYuiさんが手掛ける「卒業証書プロジェクト」から生まれました。
現在、日本国内で生産される衣服は1年間で約80万トンなのに対し、捨てられてしまう衣服はなんと約50万トンに上ります。
こうした状況に一石を投じるべく、「捨てられてしまう衣服から紙を創り出す」ことを目的とした「卒業証書プロジェクト」の取り組みが始まりました。
「渋谷から出る繊維ゴミを、紙に生まれ変わらせ（渋谷ペーパー）、渋谷区立小中学校の卒業証書を渋谷ペーパーで作りたい！みんなに環境問題への行動＝大変・我慢では無いことを知ってもらいたい！そして渋谷を、ゴミを出す街から、ゴミから新しい価値を生む街に「Shift」させたい！」
そんな思いのもと、「卒業証書プロジェクト」は行われてきました。
2025年3月に開催された発表会の様子は以下よりご覧ください◎
【渋谷サステナブルアワード2025優秀賞受賞】授賞式の様子はこちら
この度、これまでの活動が評価され、「渋谷ペーパープロジェクト～ゴミから新たな価値を生み出す街へ～」は、渋谷サステナブルアワード2025優秀賞受賞！
SaayaさんとYuiさんが出席された授賞式の様子はこちらからご覧いただけます。
➡『SCSFTプロジェクト』vol.27渋谷サステナブルアワード2025優秀賞受賞 | Social Kids Action Project
「渋谷ペーパー」製の扇子に込めた想いや今回のポップアップについて
今回は、Saayaさんに「渋谷ペーパー」製の扇子に込めた想いや今回のポップアップについて、インタビュー形式でお話しをお伺いしました。
Q. 今回の扇子の試作品について、こだわったポイントなどを紹介してください。
A. 扇子に使用するために最適な渋谷ペーパーの厚みを色々と調整しました。
渋谷ペーパーは、扇子に通常使われている紙とは厚みや手触りが異なるため、扇子に最適な厚みを探し出すことがまずは必要と考え、進めていきました。とても多くの方にサポートいただき、感謝の気持ちで一杯です。
Q. 扇子の試作品に込めた想いや制作過程のエピソードなどがあれば教えてください。
A. 扇子の制作は、プロジェクト当初からずっとやりたいものでした。私たちは、渋谷ペーパーを用いて「一生捨てられないようなもの」を作りたいと思っていました。
扇子は、長く使ってもらえ、お土産として日本文化を持ち帰ってもらったり、暑い日が増えたりしている現代にぴったりだと思っていたからです。そのため実現できることが分かりとても嬉しく、ご協力くださっている沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
Q. 今回のポップアップはどのような経緯で実現しましたか？
A, 本当に人の縁です。知り合いの方が、このポップアップをやらせていただいた爽涼祭の方に私の活動をご紹介してくださり、そこからその方が興味を持ってくださり、実現したという形です。
Q. ポップアップショップを行った感想を教えてください。
A. このようなポップアップをしたことが今までになく初めての体験でした。ポップアップでは、人生初の物販も行いました。
普段人に伝えるときは、トークなど口で伝えたり、自分がその場にいましたが、今回はそういうわけにはいかず、紙や文字だけの情報で、全く活動を知らない方などにお伝えしなくてはなりませんでした。
まず、どうしたら足を止め見てくれるのか、興味を持ってくれるのか、どう伝えればいいのかがとても難しかったです。それはやっみなくては分からないことで、今後もっと上手にできるように研究が必要だなと感じています。
難しいことが沢山ありましたが、興味をもって聞いてくださったり、沢山のひとに見ていただけたりして、とても嬉しかったです。
Q. 今後の展望、次の発表の機会などについて教えてください。
A. プロジェクト全体としては、この活動を知ってもらったり、協力していただく過程で 、「 服はすてるもの」というアタリマエが少しずつ変わっていき、捨てられてしまう思い出の服を捨てられない一生の思い出にかえていけたらいいなと思っています。
来年度の販売を目指して
今回ポップアップを展開したこちらの「渋谷ペーパー」製の扇子は、来年度の販売を目指しているとのこと。
Saayaさん、Yuiさんは、今回のポップアップ企画でもこの扇子を作るための原料となる衣服を回収するなど、意欲的に活動されていました◎
子ども向けの工作イベントやSDGsテーマのイベントの開催をお考えの方はぜひご相談ください。
今回は、株式会社ピコトンもクラウドファンディングに協力した「卒業証書プロジェクト」から生まれた「渋谷ペーパー」のポップアップ企画についてご紹介しました。
弊社は2007年創業の子供向けイベント専門の会社です。
年間900会場以上で親子向けイベントを開催し、100万人以上に楽しい工作体験を届けた実績を持ち、SDGsや環境保全を子供たちに「楽しく」伝えることに特化した商品も多数取り揃えております。
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