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キッズデザイン賞2022受賞!『子どもの子どもまでプロジェクト』

①参加登録 ②体験を贈る ➂キットや材料が届く
『子どもの子どもまでプロジェクト』

株式会社ピコトンと株式会社ロフトワークが協働して立ち上げた、子どもたちの教育格差の緩和と学習機会の提供を目的とした教育支援プロジェクト『子どもの子どもまでプロジェクト』は、キッズデザイン賞2022 奨励賞 (キッズデザイン協議会会長賞)を受賞しました。

創造性教育と社会、企業をつなぐ新事業『子どもの子どもまでプロジェクト』は、言うなれば「継続するクラウドファンディング」

経済格差がそのまま学習格差となっている、日本の教育事情。

そんな中、子ども向け工作キット・ワークショップ開発を手掛ける株式会社ピコトンは、教育施設や学童福祉施設による創造性教育を社会全体で後押しするプロジェクト『子どもの子どもまでプロジェクト』を発足しました。

本プロジェクトは、クリエイターや企業、生活者などが協力しながら、誰もが創造性教育を受けられる環境づくりを目指しています。

なぜ「株式会社ピコトン」がこのプロジェクトを行うのか?

『Myおうちバッグ』を工作する女の子と男の子(横から撮影)
なぜ「株式会社ピコトン」がこのプロジェクトを行うのか?

しかし、なぜ「株式会社ピコトン」が『子どもの子どもまでプロジェクト』を行うのか?

その理由は、日本のクリエイティブ教育の現状に関する3つの問題に起因しています。

クリエイティブ教育が足りていない事への問題意識

子供たちはちょっとした簡単な工作やものづくりをきっかけに、とっても大きな創造性を発揮します。
しかし、それを思いっきり褒めたり、「もっとやってみよう!」と薦める人、環境が不足しているのが現状です。

それもそのはず。

そもそも私たち大人がクリエイティブ教育を満足に受けてきていないので、子ども達に何を渡して、子供の想像力をどう伸ばせばいいか分からない、という大きな壁が存在しています。

こうした壁に直面し、「子供の想像力の社会的価値を上げる」をモットーに活動している株式会社ピコトンは、子供のクリエイティブ教育の場や機会の創出のためにできることをやろう、と動き出しました。

経済格差と教育格差の問題

教室で椅子に座る子供たち
経済格差と教育格差の問題

年々深刻化していく経済格差は、そのまま子供たちの教育格差になってしまっています。

日本の子どもの7人に1人、約280万人が相対的貧困の状態にあり、塾や習い事を諦める事も多く、重要度が低いと思われているクリエイティブ教育はさらに後回しになっている場合が多い状態にあります。

また、弊社の工作ワークショップを見つけて下さり、「ぜひ開催したい!」とお声がけして下さる学童施設、市民会館、小学校などの教育施設は多数ありましたが、費用の問題で提供できないということが続きました。

子供が多くいる施設で、クリエイティブなコンテンツを求められているのに、費用の関係で提供できず、割引や無料提供を行う事もあれどそれではなかなか継続が難しい。

そんな歯痒い状況をどうにかしたい!と、以前よりご縁のあった株式会社ロフトワーク様に相談したことがきっかけで、『子どもの子どもまでプロジェクト』がスタートしました。

子供が主役となる場。表現する場が少ない問題

黄色の紙にペンで絵を書く大人と子供
子供が主役となる場。表現する場が少ない問題

子供自身がアイデアを形にしたり、大人と協創して一つの作品を作るような経験は稀。

自分で作った作品を販売してみることで、「自分が作った作品で誰かが喜んでくれた」という経験を、子供のお店や商品開発ワークショップを通して提供したいと考えました。

そこで、下記にて紹介している「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」のようなイベントを開催しました。

児童館や学童施設などに「工作キット・工作の材料」を無料プレゼントしています

2022年に活動を始めた『子どもの子どもまでプロジェクト』では、ワークショップを開発する際に生まれる工作の材料を、児童館や学童施設で過ごす子供たちに無料プレゼントする活動を行っています。

支援先施設一覧

・世田谷区立教育総合センター えがおの森(東京都世田谷区)
・六日市公民館(島根県鹿足郡吉賀町)
・民間学童保育施設 江波っ子ハウス (広島県広島市中区)
・ハレア学童保育 (富山県富山市)
・NPO法人HUG for ALL(東京都八王子市)
・NPO法人ZEROキッズ(東京都中野区)
・&まなびあむ(埼玉県朝霞市、東京都文京区)
・あそびのアトリエ ズッコロッカ (東京都府中市)
・スタディあっとほーむ (東京都稲城市)
・ゆうこ博士のわくわく科学教室 (東京都稲城市)
・絵画造形教室アトリエジムズ (東京都世田谷区)
・スキエンター未来校(静岡県三島市)
・音楽表現教室カリヨン(神奈川県川崎市)
・リトミックサークルhug(東京都国立市)
・中野区双子サークル Nakano Clover(東京都中野区)
・ひと★いきカフェ エカイエ(東京都中野区)
・沼袋東子どもと共に進む会(東京都中野区)
・親子ボランティアサークル あしゅみくり(東京都中野区)
・おやこCafeアンビリカス(東京都中野区)


2025年1月更新 ※これらの施設には既に1回以上ピコトンから資材寄付を行っています。

『子どもの子どもまでプロジェクト』では、工作キットや工作の材料の支援を希望する施設を募集中です!
ぜひお問合せください。

支援を受けたい子供向け施設を募集します! 子どもの子どもまでプロジェクト

無料プレゼントを実施している工作キット、工作の材料

マスキングテープや造花の花びらなど
無料プレゼントを実施している工作キット、工作の材料

工作キットや工作の材料は、バリエーションも豊富!

材料の内容物はその時々によって異なりますが、たっぷりのマスキングテープや、華やかなラメやビーズなど子供たちが大好きなアイテムが多数詰まったプレゼントとなっています。

世田谷区立教育総合センターの様子

実際に、世田谷区立教育総合センター様では、工作コーナーにて寄付した資材を活用していただいています。

今後は、寄付先の施設をより増やしていくこと、そして施設への支援を希望する企業様と連携し、より継続的な支援を行っていくことを目標として活動していくことを目標にしています。

子供たちのためにできることを、「継続」していくために

手を繋ぐ親子
子供たちのためにできることを、「継続」していくために

『子どもの子どもまでプロジェクト』は、株式会社ピコトンがCSR活動の一環として長く地道に続けていく、とても大切な試みです。
全国の子ども支援に注力している施設(「児童館」など)をサポートすべく、子供向け企業としてできることを今後も一つ一つ行っていきます。

株式会社ピコトンでは、募金やボランティアのような、行動に勇気が必要な能動的な支援からぐっとハードルを下げて、手軽に気軽に子どもたちのためにちょっといいことをできるサービスをこれからも展開していきます。

子どもの子どもまでプロジェクト Webサイトはこちら
https://codomonocodomo.com/

「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」を開催しました

キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう
「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」を開催しました

『子どもの子どもまでプロジェクト』の一環として、「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」というイベントを開催しました。

■「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」
日時: 令和4年3月23日
会場:VIVISTOP NITOBE
主催: 株式会社ピコトン
協力:学校法人新渡戸文化学園 VIVISTOP NITOBE

考える→形にする→ソワソワ
「考える、形にする、ソワソワ」

今回のイベントは、大人だけで進めるのではなく、大人と子供が協創して商品作りに挑戦するというイベント。
子供を一緒に商品を生み出し、作るだけでなく「売る」ところまでやるという点が大切なプロジェクトです。

作業テーブルを囲んだ大人と子供
子供たちと一緒に昔のおもちゃをアップデート!

小学3~5年生の子供たちを対象に開催されたこのイベントでは、参加した子供たちと一緒に昔のおもちゃをアップデート!

「すごいはやい」、「宇宙人からもらった」、「発掘された」や「アクロバット」、「プレゼントしたくなる」など、いろいろな単語が書かれた「アイデアワードカード」を使うことで、溢れんばかりのアイデアが生まれました。

広がったノートと箱に絵を書く子供
『点数落とし』が出来上がるまで、積極的におもちゃ作りを行ってくれました◎

アイデアカードを使って柔軟にアイデアを出してくれた子どもたち。

なかでもこちらの小学4年生の女の子は、イベント終了後も継続的にプロジェクトに関わってくれて、ゲームマーケットでのテスト販売に至った『点数落とし』が出来上がるまで、積極的におもちゃ作りを行ってくれました。

子供と協創して実現した『点数落とし』は、2万円超の売上を実現!

数字が書かれた積み木のおもちゃ
『点数落とし』子供と協創して実現した『点数落とし』は、2万円超の売上を実現!

「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」のイベントに参加してくれた子供と一緒に作り上げたおもちゃ『点数落とし』は、キッズデザイン賞2022 奨励賞 (キッズデザイン協議会会長賞)の受賞にも一役買った名作おもちゃです。

だるま落としと点数獲得の要素を兼ね合わせているので、ブロックを崩す昔ながらの楽しさと点数を計算して得点を競うゲーム性が見事にコラボ!

知育要素も満載で、確かな遊び応えがあるおもちゃが出来上がりました。

「子どもの子どもまでプロジェクト」がゲームマーケットに出展した際のブースの様子
「子供が作った商品が売れる」=「子供のクリエイティブに価値がある」

「子供が作った商品が売れる」=「子供のクリエイティブに価値がある」ということの証になるという考えのもと、実際に2022年秋に開催された「ゲームマーケット」で『点数落とし』を販売したところ、計2万円以上の売上を実現しました。

色のついたプレートをのぞき込む女の子
主体的にトライを繰り返して、沢山の発見を通して各々のアイデアを磨いていました◎

今回の「キッズクリエイター募集!プロと一緒におもちゃを作ろう」のイベントでは、子供が主体的にトライを繰り返して、沢山の発見を通して各々のアイデアを磨いていました。

子供のアイデアを子供自身が形にして、実際に販売まで行うという過程が実現した今回のイベント。

子供と社会との関わりを育みながらクリエイティブを後押しすることができ、『子どもの子どもまでプロジェクト』の良いスタートとなりました。

「キッズデザイン賞2022 奨励賞 (キッズデザイン協議会会長賞)」受賞

子どもの子どもまでプロジェクトのキッズデザイン賞受賞の詳細画面
「キッズデザイン賞2022 奨励賞 (キッズデザイン協議会会長賞)」受賞

 『子どもの子どもまでプロジェクト』は「キッズデザイン賞2022奨励賞」「 キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。

 キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。

 当プロジェクトの、世代を超えて子どもたちのさらにその子どもたちまで届く支援活動が評価され、晴れて受賞となりました。

■「キッズデザイン賞2022 奨励賞 (キッズデザイン協議会会長賞)」受賞
受賞部門:子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門 消費者育成部門

■受賞理由
自らが関わったモノがどう流通し、モノを買うという行為がどのような社会的影響を与え得るかを学ぶきっかけをつくってくれる巧みなプログラム構成が素晴らしい。「子どもから子どもへのお店」という着眼点と意識のもち方がよく、教育格差の解消に貢献しつつ、生産・消費の学びとクリエイティブを融合させた良質な取組である。

今回の受賞は中野経済新聞様にも取り上げていただきました。
https://nakano.keizai.biz/headline/2459/

キッズデザイン賞 公式Webサイトはこちら
https://kidsdesignaward.jp/

子ども向け施設・イベントのご相談はお気軽にご連絡ください

子どもの子どもまでプロジェクト
子ども向け施設・イベントのご相談はお気軽にご連絡ください

株式会社ピコトンでは、現在『子どもの子どもまでプロジェクト』を通し、子供向け施設さまに無料で工作の材料をお届けする活動にも取り組んでいます。

子供向け施設を運営されている方は、お気軽にご相談ください。

支援を受けたい子供向け施設を募集します! 子どもの子どもまでプロジェクト

その他にも、子ども向けイベントのご相談は、弊社までお気軽にご相談ください。

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