
19年目を迎えて|株式会社ピコトン 代表取締役 内木 広宣

皆様のおかげで株式会社ピコトンは、2025年5月1日をもって19年目に入りました。
20年という節目に大きな発表ができるように、今年も株式会社ピコトンはチャレンジを続けます!
未来の事を語る前に、1年前に2つのチャレンジとして掲げた「自社メディア展開」「海外展開」について結果報告を行います。
▼18年目の記事はこちら
■月25万PV突破!ピコトンの親子向けメディアが好調です

1つ目の「自社メディア展開」は、親子向けメディア「ピコトンキッズ」を2024年7月に開始し、若手メンバーの試行錯誤により月25万PVを記録する飛躍を見せました!
SNS関連も好調で、「100均材料で作る工作ショート動画」は計472万再生(※)を突破しています。
(※)TikTok 約422万再生、その他50万再生
@picoton_craft
▼ピコトンキッズはこちらよりご覧ください
https://workshop.picoton.com/kids/
■海外展開の「壁」を実感
2つ目の海外展開については、色々なアプローチをしたのですが苦戦中というのが正直な状態です。
いくつもの海外展開セミナーを受講しました。そこで輸出や関税の壁を実感しています。
壁の一例を紹介すると、例えば海外のAmazonへ出店するには、現地の倉庫に商品をストックする必用があり、英国は出品まで約3ヶ月かかり、20%の付加価値税が別途かかり、さらに返品率も日本の数倍高いといった事が分かりました。
問題点を知る事で、次の手を考えられるので着実に前進はしています。
■19年目は「海外」「防災」「金融」にチャレンジ

19年目のチャレンジは3つあります。
〈1〉諦めずに海外展開にチャレンジ
引き続き世界の子ども達へ広げるために、ビジネス&一般向けの両面から攻めていきます。
日本では19年かけて100万人を超える親子にピコトンのコンテンツを体験してもらいましたが、世界に目線を広げればメインターゲットの3~10才だけに絞っても6億人の子どもがいます。
今年に入り海外の工場と直接取引を初め、つい先月は「Etsy」という世界最大級のハンドメイドマーケットにお店をオープンしました。
リアル販売と合わせて、デジタルデータの販売も行えるので、まずは海外の親子に「ピコトンが提供するものを欲しいと思ってもらえるか?」を試していきます。
世界の子どものクリエイティブを広げるために、ピコトンは海外展開に今年もチャレンジします!
〈2〉集客力のある防災イベント

「子どもに今何を伝えるべきか?」と考えた時に「防災」は命に直結するキーワードとしてすぐに出てきました。
しかし、防災は「集客が難しい」コンテンツでもあります。地域の防災訓練に高齢者しか集まっていないという話はよく耳にします。
ワクワクする防災訓練があれば、きっと年齢問わず喜んで参加してくれるはず!
ただ楽しかったで終わらない。知識もしっかり伝わる防災イベントを作ろうと決めて、難しい情報を楽しく子どもに伝える企画のプロとして、昨年夏頃から真剣に取り組んでいました。
「防災コンテンツ」の開発

駒澤大学防災コミュニティラボの協力を得て「防災スゴロク」「防災なぞとき」「防災キーホルダー作り」「防災クイズ」など、多くのコンテンツが誕生しました。
今は、評判の良かったスゴロクをベースに「巨大防災スゴロク」の開発を進めています。

大きなスゴロクはインパクトがありすぐに「参加したい!」となります。そこに本物の防災グッズを触れるという体験を組合わせた力作です。
中野区役所でテスト実施をしたのですが大好評でした!イベントでは、ラジオを触ったことがない小学生が多くて驚きました。
企業はもちろん行政関連施設からのお声掛けもいただいていますので今後の展開にご期待ください。
▼防災イベントコンテンツの詳細はこちら
〈3〉金融教育コンテンツ
防災教育以上に「金融教育」は日本の子どもに足りてない分野だと感じています。
小学校で防災訓練はありますが、お金は歴史の教科書に数ページあるぐらいで、「お金とは何なのか?」を学校で習う事がありません。
私も、社会人になり株式投資をするようになって、やっと興味を持って考えるようになりました。
投資で儲けようを教えたいわけではありません。
「お金とは何なのか?」「お金そのものに価値はあるのか?」といった「問い」を伝え、本質を知ることで、お金に振り回されない大人になってほしいと願っています。
私が、金融教育について考えるキッカケとなった書籍に『きみのお金は誰のため』があります。
小説形式で読みやすい文体ながら、社会とお金の本質が分かるので、中学校の教科書に採用してほしいと思えるほどでした。
「Amazon総合1位」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」など受賞も多数の良書です。以下サイトが内容を分かりやすく紹介していますのでご覧ください。
まだ紹介できませんが、ピコトンでは具体的に進んでいるプロジェクトがいくつかあり知見も溜まってきているため、
「金融テーマで親子向けに何か行いたい」という方はぜひご連絡ください。
■親子集客のプロフェッショナルとしての約束

企業は価値を生み出すために存在しています。
提供対象が「子ども」になる以上、伝える側の責任は重たいと捉えています。
例えば、とても楽しくて中毒性のあるコンテンツを制作する事は、価値以上にマイナスを生み出しているかもしれません。
親子を集客する力も大切です。クライアントさんが伝えたい事を宣伝する事も大切です。
求められる事をクリアした上で「それは本当に子どものためになるか?」「親子にとって今何が大切か?」を厳しい目線でチェックし、子どもの可能性を伸ばすコンテンツを企画提供していきます。
引き続き株式会社ピコトンをよろしくお願いします。
2025年5月1日 株式会社ピコトン 代表取締役 内木 広宣

