舞い上がる波しぶきが見えるかのようです。

子供に「すごい!」と唸らせて印象を残すサンプル作りにも定評があります

 福岡県立美術館が子供のために制作したWebサイト『edukenbi(えでゅけんび)』の「けんび・たんけん」内の動画制作を行いました。

前回の『織り』と動画の絵コンテを担当した布川のコメントはこちら

 今回は『波』を担当した水谷のコメントをお届します

『波』の作品制作担当:アーティスト水谷のコメント

「枝」の制作を手伝ったスタッフ・水谷氏。

◯担当した作品はどのような内容ですか?
A.
福岡県立美術館に所蔵されている冨永氏の作品から展開した「枝で波を作る」というテーマの作品を 手掛けさせていただきました。

真っ直ぐだったり曲がっていたり、長かったり短かったり、購入した流木や公園で拾ってきた枝など色んな種類の枝を使い「波」をイメージした作品を作りました。

波の音が聞こえてくるかのような躍動感!

◯視聴者(子供、親子)やクライアントに対し、何を意識して作りましたか?
A.
作品づくりをする中で、子供の頃に山で拾った枝を武器に見立てたり、公園に落ちているトタンで基地を作ったりしてワクワクした気持ちを思い出しました。

その辺に落ちているもので何かをクラフトする、別のものに見立てる、といった子供の頃のワクワクは振り返るとものづくりの楽しさを感じる原点だったかなと思います。

舞い上がる波しぶきが見えるかのようです。

◯見本制作で苦労したことは?
A.
「波」の荒々しかったり静かだったりという色んな表情を 3つの作品それぞれで見せるために先輩スタッフに意見をもらいながら時間をかけて形を練りました。
渦の巻いている波をバランスをよく自立させるのは中々難しかったです。

日本画を思わせる侘び寂び。

◯作品のこだわりポイント
A.
最も大きな作品は、初見で「波」と分かる見た目のわかりやすさと、このテーマの始まりである冨永朝堂氏の「玄海灘(一)」「玄海灘(二)」の 2つの作品の持つパワーを取り入れようと意識しました。

粗雑に割った枝を使用したり、大胆なカーブを骨組みにして美しく力強い波に見えるよう工夫をしました。

波の対岸にある岩場は「玄海灘(一)」でも表されている特徴的な玄武岩をイメージしています。

「枝」の作品のポイントを教えてくれました。
水谷氏は作家としても活躍中です!
水谷氏は作家としても活躍中です!
https://www.instagram.com/eikimizutani

【次回】動画監督・撮影・編集担当「コトちゃん」のコメントをお届けします!

動画の監督・撮影・編集を担当したコトちゃん。

【次回】動画監督・撮影を担当したコトちゃんのコメント

①『窓』『箱』『点』を担当したハッピー先生のコメント

②『織り』と動画の絵コンテを担当した布川のコメント

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