
東京大学先端科学技術センターの廣井悠教授にインタビューを実施しました
株式会社ピコトンは防災コンテンツの開発に注力しています。
弊社代表の内木と役員の笠原は、先日「防災士」の資格を取得し、より幅広い防災コンテンツの開発に努めています。
防災士研修で講師を行っていた、防災の専門家である東京大学先端科学技術センターの廣井悠教授にインタビューを実施しました!
廣井悠教授は「大都市防災」のプロフェッショナル
廣井悠教授は、令和5年の防災功労者・内閣総理大臣表彰、文部科学大臣表彰・科学技術賞の受賞者でもある、「大都市防災」のプロフェッショナル。
都市防災とまちづくりの分野で活躍し、都市計画や地域コミュニティにおける実践的な研究で高い評価を受ける、防災の専門家です。
現在、東京大学先端科学技術センターに所属し、行政や地域住民との協働にも積極的に取り組まれており、首都直下地震対策や帰宅困難者対策、防災省の設置検討などの分野で、内閣府の委員やアドバイザーとしてもご活躍されています。
廣井悠教授は、「防災」を、単なるリスク対策ではなく、「まちの未来」を考える起点とするアプローチを提案し、幅広い分野から信頼を集めています。
廣井 悠(ひろい ゆう)
東京大学・教授。1978年10月東京都文京区本郷生まれ。
東京大学大学院 都市情報・安全システム研究室 より引用
慶應義塾大学理工学部卒業、慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了を経て、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻・博士課程を2年次に中退し、同・特任助教に着任。2012年4月名古屋大学減災連携研究センター准教授、2016年4月より東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授を経て、2021年8月から同・教授。2023年4月から東京大学先端科学技術研究センター・教授を務める。
博士(工学)、専門社会調査士。専門は都市防災、都市計画。
平成28年度東京大学卓越研究員、2016-2020年JSTさきがけ研究員(兼任)、東海国立大学機構(名古屋大学)客員教授、静岡大学客員教授、一般社団法人防災教育普及協会・理事、令和防災研究所・理事、人と防災未来センター・上級研究員も兼任。
今回のインタビューは、
・『防災スゴロク』など、ピコトンの防災コンテンツの感想
・これから作る、「防災コンテンツ」の監修依頼について
・防災コンテンツを開発する上で重要なこと
などのトピックについて伺いました。
また、子供を育てるお父さんでもある廣井悠教授から、「成長していく子供に、いつ何を伝えたいか?」「親御さんたちに何を伝えたいか?」といった視点で、貴重なご意見を沢山いただきました。
防災教育は「出口=目的」が重要

内木:ピコトンでは、「工作」の楽しさを入口に、子供たちに防災の知識を伝えることを目指して、駒澤大学の防災コミュニティラボとのコンテンツの共同開発や、自治体での防災イベント開催なども積極的に行っています。弊社の防災コンテンツについて、廣井教授からアドバイスをいただきたいです。
廣井教授:防災教育は「出口=目的」が重要です。大学や行政が行っている防災教育も、「生きる力」を育てることを目的にしていたり、「周りと力を合わせよう」といった情操教育を目的にしていたりと、一口に「防災教育」といってもその出口は様々です。
「工作」を入口にするのはすごく良いやり方なので、続いて「ゴールをどこにするか?」を考えることが大切ですね。

内木:弊社のコンテンツはこれまで、「難しいことを楽しく学ぶ」をモットーに、日常生活でも役立つような形で知識を伝えてきました。その例として、SDGsを楽しく学べるコンテンツなどでは、「ゴミの分別」や「衣類を大切に使う」など、普段の生活の中で「親子で出来ること、子供だけでもできること」を伝える事を目的としています。
廣井教授:なるほど。一方で、災害は「非日常」なものなので、出口の設定が難しいところがあるんです。SDGsなどの環境問題と災害の問題は、学識経験者の中でも良く比較されます。
環境問題は「皆」のためというイメージが広く伝わるため共感を得やすい一方で、災害は「自分の命」のためというイメージを持たれやすくなかなか広く伝わりにくい、と言う方も中にはいますね。
防災コンテンツを通して「子供たちにどうなって欲しいのかを明確にする」

廣井教授:防災コンテンツを通して「子供たちにどうなって欲しいのかを明確にする」ことが大切です。
「自分の命を守りましょう」、「地域住民など他者の命を守りましょう」 、「防災知識を知っておきましょう」、「ローリングストック※を実践しましょう」など、防災教育の出口は多様にあり、その全てが間違いではありません。どの出口を設定して、「誰に」「どういうストーリーで」「何を」伝えるのか考えることが大切です。
内木:それでいうと、先日取得した「防災士」のスローガンになっている「助けられる人から、助ける人へ。」という言葉はとても印象に残っています。ピコトンの防災コンテンツを通して、子供たちが「助ける人」へ成長するきっかけを得て、「自分が地域の役に立っている」と感じられるような状態を作りたいなと思います。
※ローリングストック……普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
農林水産省 災害時に備えた食品ストックガイド(2)より引用
小学校高学年は、助けられる側から「助ける」側にスイッチするタイミング

実は今回、インタビューを実施する前に、廣井教授のお子様に弊社の『防災スゴロク』をプレイしていただいていました。
ただ、『防災スゴロク』は対象年齢が小学生以上のため、現在の4才のお子様には少し難しかったというご感想をいただきました。
今回は対象年齢の関係でこのような結果でしたが、実際の災害時にも、一くくりに「子供たち」と言っても年齢ごとに必要な行動がある、と廣井教授は話されます。

廣井教授:子供はすぐに成長していきます。そして子供の年齢によって、伝えるべき内容や理念は異なります。特に、小学校高学年は、助けられる側から「助ける」側にスイッチするタイミングでもあり、重要な時期です。中学生については、地域との関わりも密接で体力もあるため、災害時に地域社会を支える重要な存在として、「お願いされなくてもできる」状態が求められます。
内木:なるほど。年齢によって求められる役割が違うということですね。
廣井教授:そうなんです。小学1~2年生は「要救助者にならない」ことが大切です。高学年は、助ける側として「お願いされたことをできる」ことが大切です。そう考えると、防災教育は「知識」以上に「人間教育」のようなものかもしれませんね。
内木:これはなかなか知らないことですね。

廣井教授:その意味でも、小学校1~2年生の子供たちを対象に「工作」を入口にしたコンテンツを開発するのはすごく良いですね。
内木:弊社のコンテンツは小学校1~4年生くらいの子供がいる親子が主対象なのですが、防災イベントを開催することでクライアントである企業と地域を繋ぐ役割も果たしているな、と感じています。
廣井教授:まさしく、防災イベントは企業と地域とをつなぐ接着剤になります。
非常に重要な課題ながら解決が難しい、災害時の熱中症対策問題

廣井教授:災害時の熱中症対策も非常に重要な課題です。諸外国はセーフティネットとして熱中症対策に力を入れている中、日本は「これまでクーラーすら要らなかった地域でも、気候変動の影響で熱中症対策が必要になってきた」という事態に対応している状況です。
内木:やはり災害対策には、熱中症対策もセットなのでしょうか?
廣井教授:この課題は対策が必須なのですが、複数の問題が入り交じる「応用問題」のようなもので…。有効な対策がなかなか取られていないのが現状です。とはいえ、真夏に地震が起きた場合の被害は甚大になりますからね。
災害時の熱中症対策を考えるとき、やはりキーとなるのは「電気」ですが、こちらも対策が難しいものです。「災害時の熱中症対策」という応用問題はもちろんですが、防災には基本問題すらまだ解けていない課題も多いので、一つずつ解決していくしかないですね。
内木:こうしたインフラ面での課題を考えると、都市計画の段階から改善が必要な課題がまだまだ沢山ありますね。
廣井教授:都市部への人口集積は、国際競争力の向上といった面で平時にはメリットも沢山あります。ただし、災害時に発生するさまざまな問題についての対策も必須ですね。
もし帰宅困難者になったら?「最大3日間」がカギに
都市への人口集積の問題は、災害においても「帰宅困難者」という問題を引き起こします。
「帰宅困難者」とは、災害により交通網やインフラが停止した状態で、都心に残されてしまう人々を指す言葉。
都心に暮らしている誰もが当事者になり得るこの問題についても、廣井教授にお話しを伺いました。

内木:防災コンテンツで「帰宅困難者」についての知識を伝える場合、伝えるべきは「3日間は無理に帰ろうとしないで」という点でしょうか。
廣井教授:「最大3日間は無理に帰ろうとしない」で、ということを伝えることが大事ですね。「最大3日間」というのは、3日間は必ず留まるように、という意味ではありません。交通網の復帰が早期に実現できたりと、状況次第ではもっと早くに帰宅が可能になるケースもあります。「最大3日間」というのは、あくまで「一斉に帰ろうとしない」「3日はしのげるだけの食料等を用意しておく」という部分に重きを置いた表現です。
内木:地震が発生し交通網がマヒした時に、人々が一斉に帰ろうとすることが問題ということですね。
廣井教授:そうですね。最初の7~8時間である程度一斉帰宅の抑制ができれば、帰宅困難者対策として80点かなと思います。
ラジオは最強の災害情報ツール!しかしラジオを知らない子供たち

内木:交通網を含め、混乱が発生する災害時には、ラジオ等による情報収集も非常に重要というお話も防災士研修の時にありましたね。
廣井教授:そうなんです。スターリンク※の実用化が始まれば状況は変わるかもしれませんが、今のところ「ラジオ」が良いですね。ラジオは、電池が尽きずラジオ局が壊滅しない限り、電波を受信することができます。その意味では、ラジオは最強の災害情報ツールとよく言われます。
内木:災害で携帯電話が使えないとなると、方向も道も分からなくなり家に帰るのが難しくなりそうです。
廣井教授:そうですね、災害情報の入手手段としてラジオは絶対に持っていて欲しいですね。
内木:私も一昨日、単三電池2本で400時間持つラジオを買いました。
改めて、防災コンテンツの中でラジオの重要性を伝えていこうと思っています。先日『巨大防災スゴロク』というイベントを区役所で実施しましたが、子供たちは本物の「ラジオ」を触ったことがない、という事実に驚きました。防災イベントを通して伝えていく必要性を感じました。

廣井教授:子供は大人が「当たり前に知っているだろう」と思っているものを知らないことがありますからね。防災グッズには技術革新がやや鈍い傾向もあるので、子供たちにとっては「知らないものだらけ」です。この状況を逆手にとって「新しいものを知る喜び」を体験できる機会を作れたら理想ですね。
内木:「防災グッズは技術革新が鈍い」。非常時はネットもGPSも使えない事が多いので、たしかにそうですね。
廣井教授:そうなんです。そして、それで良いという側面もあります。例えば災害時によく使用されるFAXも、これまでどんな災害に耐えてきた、頑健性の高いシステムなんです。「アナログなものは災害時にも使える」という角度から、良さを伝えるのは良いと思います。
内木:方位磁石や紙の地図なども大事ですよね。そうなると、「ボーイスカウト」のようですね。
※スターリンク……スターリンク(Starlink)とは、低高度を軌道する衛星を活用したブロードバンドインターネットのことです。スターリンクを導入すると、通信環境が整備されていない山間部でも、高速・低遅延のインターネット接続ができるようになります。
NTTコミュニケーションズ 「スターリンク(Starlink)とは」より引用
災害を考えることで「平時の質」を良くしていく

廣井教授:関東大震災の際に、帝都復興計画※を行った後藤新平氏が、晩年に取り組んだ仕事の一つが「ボーイスカウト」です。子供たちが災害を生きのべるために必要な知識や技術、ひいては「人間力」や「生活能力」は「ボーイスカウト」で身に着けられるものと同等と言ってよいかもしれませんね。
防災の分野で重要な仕事を多く成し遂げた後藤氏が、同時に重要視したのが「ボーイスカウト」だと考えると、非常に興味深いですよね。
内木:それは知りませんでした!災害時にはアナログが凄く重要なんですね。

廣井教授:そうですね、どちらかというと「アナログとデジタルを使い分ける力」かもしれません。アナログにしかできないこと、デジタルにしかできないことがそれぞれあるので。
しかしながら、アナログなことを覚えたり実践することでしか、人間の能力は向上しないのかもしれませんね。さらに災害時には、地域などの「コミュニティ」による助け合いが必要不可欠になるので、「生活能力を鍛える」という意味での防災教育は非常に大切です。
内木:生きる上で重要なことが、「防災を考える」ことで分かってくるんですね。
廣井教授:災害は、平時には潜在化している問題(眠っているがすでにあった問題)を浮き彫りにします。「災害を考えることで平時の質を良くしていくことが重要」というのが、私含め多くの防災研究者の考え方です。
日本ボーイスカウト連盟
初代総裁/初代総長 後藤新平(1857‒1929)医師、官僚、政治家。南満州鉄道初代総裁、東京市第7代市長。
伯爵。東京放送局(のちの日本放送協会)初代総裁。
日本連盟の初代総裁であり、初代総長。ボーイスカウトを心から愛し、全国巡回講演会等を実施。その際、スカウトと直に懇談するなどし、日本におけるスカウト運動草創に尽力した。ロシア外交に赴く際、全国のスカウトからもち米3粒ずつを集めて炊いた赤飯をご馳走になり、「自分もこの年になるまで数限りないご馳走や感謝を受けて来たが、今日程感動させられた事はない」と涙を流したというエピソードも残されている。
※帝都復興計画……復興計画については、地震発生直後から後藤新平内務大臣が立案に着手していました。東京市長を務めた経験のある後藤は都市計画に強い関心を持っており、震災を都市改造実現の絶好の機会と捉え、新たに震災復興に取り組む機関の設置を唱え、約30億円の復興計画を提唱しました。
国立公文書館 災害に学ぶ 明示から現代へ 関東大震災④ー帝都復興計画ー より引用
コミュニケーションを通して親子間の思考のミスマッチを防ぐ

内木:弊社は親子専門にコンテンツ制作をする企業ですが、災害に備えて、「親御さんに何を伝えたらいいか?」という点について、どういったお考えですか?
廣井教授:親御さんには、「家族を守るための知識」が必要ですかね。親御さんに正しい知識をきちんと伝えることはもちろん、「子供と対話をすること」の重要性を伝える必要があると思います。多くの家庭で、子供の年齢が上がるにつれて親子の対話は減ってしまいます。
そのため、平時から意識的に親子での防災にまつわるコミュニケーションを取っておくことで、災害が発生した際にも安否確認が取れなくなったり、 互いがどういう行動をするか分からず思考のミスマッチが生まれることを防ぐことに繋がります。災害をテーマに「親子で交換日記」などを行うのも良いかも知れません。

内木:防災交換日記!めちゃめちゃ面白いアイデアですね。災害シチュエーションを指定して、親子それぞれに「こんな時どうする?」を考えてもらう防災交換日記が作れれば、命を守る行動に繋がりそうです。
廣井教授:このアイデアには元ネタがありまして、避難訓練などを行ったときに親に報告をする研究などはあるんです。しかしそこでは親子のコミュニケーションをそこまで重視しているようには私には感じられなかったので、どうにかコミュニケーションを生み出せないかなと考えていたんです。

内木:災害発生時にどう行動するかについては、親子で全然違うことを考えているかもしれませんね。子供は学校に留まるのか、家に帰ろうとするのか…。親が思い込んでいる行動が全然違う事もあると思います。 これはコンテンツにできそうですね。例えば「いつ?何が?」を示す「就寝中、通学中、授業中、公園で遊び中」「台風、地震、火事」といったサイコロを用意して「通学中に大地震発生!どうする?」を、親子でフリップに答えを書いて見せ合うといったクイズができそうです。

廣井教授:面白いですね。こういうコミュニケーションはやはり、デジタルデバイスではなくて「紙」を使って親子でコミュニケーションをしながらが良いです。そういった意味でも良いかもしれません。
内木:ピコトンでは、災害時の「親子の集合場所」をシールに書いて貼ることができる『ピカッと!安全キーホルダー 防災ver.』を発売しています。工作を入口に、家族で「内の集合場所ってどこだっけ?」という会話が生まれればという想いで制作しました。
災害というテーマだからこそ悲惨にならず、楽しく伝えることを大切にしています。
廣井教授:良いですね。その上でさらに重要なのが「災害時にどういう行動をするか」という思考です。親子間での思考のミスマッチを防ぐのはもちろん、「防災のために何を用意するか」という話し合いにも繋がるかもしれません。 そしてそれが、家族の日常時のコミュニケーションに繋がればさらによいですね。
「安全な場所まで行く訓練」で自分の身を守る判断力を鍛える

内木:では、「小学生の子供に何を伝えたらいいか?」という点についてはどうですか。
廣井教授:小学生になったら「安全な場所まで行く訓練」が重要です。小学生にもなると、子供たちは一人で外出することも増え始めていくため、自分の身を自分で守るための訓練が大切です。子供たちが安全な場所を知っていること、その場所に辿り着くまでの道中のリスクを把握すること、そこまで自力で行けることが、一番重要なことだと思います。
内木:小学生は一人の時に「自分の身を守ることができる」ということが何より大事なんですね。たしかに地震が起きた時に通学路がどうなっているか?を想像しながら親子で歩けば、いつもは気づけない危険に気づけると思います。
廣井教授:そうですね。「判断」ができることが重要です。
内木:親子で一緒に歩いて「このブロック倒れちゃうかな?どうやって歩く?」といった声かけを大人がしながら歩く事で、子供の判断力も鍛えられそうです。
防災訓練などでハザードマップを使った「図上訓練」がよく用いられますが、子供向けには実際に自分で歩く方がいいですね。
弊社のコンテンツは子供はもちろん保護者の方も手に取るので「子供に何を伝えたらいいか」について、今回の話を受けて保護者向け冊子を作るなどして、しっかりと防災イベントの内容に反映させていきたいです。
地震の時の灯りの確保は「LEDライト」を

内木:ちなみに、廣井教授の専門は火災ということですが、「ツナ缶ランタン」などは災害発生時には良くないのでしょうか?
廣井教授:地震の時は、「火」を使うツールは極力使ってはいけません。メディアなどで見聞きする「ツナ缶ランプ」や「ろうそく」といったツールが役立つのは、あくまで風水害のときです。 地震の場合は、後発地震で出火の原因になりかねないため、灯りの確保にはLEDライトを使用することが大切です。
内木:こういった正しい知識を更新していくことも本当に大事ですよね。
廣井教授:この分野は技術革新が進行しているので、20~30年前の常識が今は存在しなかったりします。もしかしたら10年後はスターリンクがあるからラジオはいらない、そんな時代になるかもしれませんしね。
内木:なるほど。しかし一方で、どこまで行ってもアナログの技術は強いとは思いますね。
廣井教授:そうだと思います。
専門家の協力のもと、ピコトンは防災コンテンツの開発に力を入れていきます


今回のインタビューで、弊社の防災コンテンツについてのアドバイスから、最新の防災研究や現場にまつわるお話、実際の災害時に必要な行動から子供の年齢に合わせた防災教育のアプローチなど、幅広くお話してくださった廣井悠教授。
株式会社ピコトンは、廣井悠教授からいただいたアドバイスを活かして、より一層効果的で親子の役に立つ防災コンテンツを開発して参ります。
防災コンテンツについてのお問合せ、ご相談など、ぜひお気軽にご連絡ください。

